MENGS
深圳市品诚伟业科技有限公司
深圳市龙华区龙华街道雪岗北路416号硅谷动力A13栋401
設立 2011年
Mengs Photo
http://www.mengsphoto.com/
Mengs LED
http://www.mengsled.com/
基本情報
深センを拠点(資本はヨーロッパの貿易商社のようです)とするPROCENT HONG KONG CO., LIMITED(深圳市品诚伟业科技有限公司)が2013年に立ち上げたブランドで、写真機材アクセサリ(MENGS PHOTO)とLEDライト(MENGS LED)を軸に展開しています。
ヨーロッパ資本のようで、公式サイトの情報によるとヨーロッパ方面への販売を中心に世界展開しているほか、OEMやカスタマイズなどのオーダーも請けています。
製品
Photo via:http://www.mengsphoto.com/products/
取り扱い製品はL型プレート、自由雲台、クランプ、プレート、ミニ三脚、カメラバッグ、レンズバッグ、レンズサポートリング、マウントアダプター、レンズフィルターなど幅広く取り扱っています。
Photo via:https://www.amazon.co.jp/
自由雲台などは、2015年前後に出てきた中国メーカーによく見られたような製品がいくつか見られることから、一部はOEM製品を扱っているものと思われます。
また、フラッシュライトやバッテリーグリップなどは、MEIKEやDEABO、Aptureなどの他の機材メーカーブランドも取り扱っていたりして、いわゆるメーカーというよりは商社的な展開がメインなのかなと思います。
参考 【機材メーカー】Aputure(アプチャー)についての情報|照明・ライト
製品の購入
製品の流通は、中国の新興ブランドによくあるパターンで、インターネットショップを中心に出品して直販を行っているようですが、ebayやAliexpress、taobaoなどでは製品があまり見つけられないという、ちょっと珍しいパターンでもあります。
自社の販売サイト(GumpTrade.com)を運営していることから、もっぱら直販がメインなのかもしれません。
日本での製品の購入
Photo via:https://amzn.to/3qJ408g
日本では代理店はなく、AmazonでMENGS Directというショップで出展しての直販がメインになっています。
中国企業のインターネット販売(日本ではAmazon)への進出が盛んになってきた2016年あたりには、AmazonにもMENGSの製品がL型プレートやクランプを中心に沢山見られたと記憶していますが、2021年3月現在では数える程度しかMENGSの製品を見つけることができなくなっています。
MENGSメモ
中華系格安メーカーの先駆け
僕の記憶によれば、というところではなりますが、2016年くらいに中国企業が日本のAmazonに大量に出品を初めたころに出てきたブランドの一つで、価格が安いわりに、それまでの中国の格安製品のようないかにも粗悪品というものではなく、パッケージを含めてそれなりにしっかりした質感と品質の製品で展開するようになった先駆け的なブランドだったかと思います。
実際問題で、僕も自身の機材をアルカスイス化するためにMENGSのL型プレートを購入したことがありますが、数千円という安い価格にも関わらず、ちゃんと使用できたことに驚いたものでした。
「ちゃんと使用できた」というのは変な言い方かもしれませんが、それ以前の中国製品は「安かろう悪かろう」そのもので、品質や質感はとんでもなく悪いものが普通だったのです。
なので、「駄目で元々」「使えたらラッキー」「間に合わせや使い捨て感覚で購入するもの」という考え方があっただけに、ちゃんと使えるというのは、衝撃的なことでもあったのでした(笑)。
他の格安メーカー・ブランドの台頭の影響?
日本での展開は控え目に
そんなこんなで一時期はAmazonで格安カメラ用品を購入する際には必ず選択肢に入ってくるようなMENGSでしたが、いつの間にかあまり見かけることがなくなりました。
実際に2021年3月現在で、Amazonでも数える程度しかMENGSの製品を見かけることができなくなっています。
これは僕個人の印象の話ではなりますが、以前のような活発な感じがなくなっているのは、SmallRig、NEEWER、INPON、INNORELなどの他の格安中国ブランドが台頭してきたことが原因なのかなという気がします。
また、MENGASはがヨーロッパを主戦場にしているブランドなので、そもそも日本での展開はそれほど重要視していなかったのかもしれません。
実際問題で、ドイツのAmazonなどを調べるとまだまだ多くの製品を出品しているので、まだまだ元気なのは間違いなさそうですが、あまり新しい展開もしていなさそうなので、今後どうなっていくのか注目しておきたいなと思っています。
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