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【雲台】RRSのBH-40とLeofotoのLH-40を比較してみる

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RRSのBH-40とLeofotoのLH-40を比較

Leofotoの製品を多数愛用している僕ですが、Leofotoと言えば他社製品とよく似た製品を多数リリースしていることでも知られていて、それに伴う批判が多くあったりもします。

その中でも低重心の自由雲台であるLHシリーズはRRSの自由雲台であるBHシリーズとよく似ていると、度々話題になっていた製品でもあります。

そんなわけでLeofotoの自由雲台とRRSの自由雲台は「実際のところ、どの程度の違いがあるのか?」というところで、二つの製品を比較してみたいと思います。

尚、性能や使い勝手については、個人によって使用方法や使用機材によって大きく感想が異なると思いますので、この記事での評価はあくまで客観的なところでの比較になります。

RRSのBH-40とLeofotoのLH-40を比較

基本スペックと価格

 RRS BH-40Leofoto LH-40
耐荷重量8.1 kg20 kg
底面径53.3 mm57 mm
高さ76 mm69 mm
ノッチ12
重量486 g520 g
価格
ノブクランプ
380USD178.99USD
価格 日本
ノブクランプ
77,000円程度(税込)30,000円程度(税込)

耐荷重量

スペック的な大きな違いは耐荷重量ですが、この数値はメーカーが独自で計測発表しているような数値なので、異なるメーカーでの比較はあまり意味がないと思います。

大きさと重量

基本的な大きさは数ミリ程度の違いですし、同じ40mm径のボールヘッドなので、ほとんど同じ大きさと思って間違いがありません。

底面の径の違いについては、RRSとLeofotoのそれぞれの三脚のAPEXのサイズと合うようなサイズにデザインされていることによる違いかと思います。

価格

二つの雲台では価格が最も大きな違いかと思います。RRSのBH-40の方がLeofotoのLH-40の倍以上の価格です。

しかし、アメリカの価格と比較するといずれも日本価格が高いですね(笑)

外観

雲台外観

雲台外観

雲台外観

雲台外観

クランプのレバーを前にしてしまったために、クランプ部分のRRSのロゴが背面になってしまいましたが気にしないでください(笑)。

RRSのBH-40とLeofotoのLH-40はノッチの数や、ノブやクランプの形状に違いいはありますが、ほとんど同じ大きさで見た目も似ています。

ちなみに今回比較したRRSのBH-40とLeofotoのLH-40はどちらもレバークランプ仕様にしているので正確な品番は

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となります。

RRSのBH-40とLeofotoのLH-40の細部比較

レバー(クランプ部)

レバー(クランプ部)

レバークランプの大きさや長さはほとんど違いはありませんが、曲がり角度などには違いがあります。RRSのBH-40のレバーの方が曲がりが深く、Leofoto LH-40の方が曲がりが浅くなっています。

レバークランプ

いずれもロック時にクランプの形に沿うようにデザインされているものと思います。(写真はクランプ開放時なので添ってません。)

個人的には曲がりの浅いLeofoto LH-40の方が扱いやすいですね。このあたりは人によって評価は分かれると思います。

素材と質感

Really Right Stuff

RRSのBH-40のレバーはステンレス鋼が使用されていて質感も良い感じです。

Leofoto

LeofotoのLH-40レバーもステンレス鋼(SUS304)が使用されていて、こちらは鏡面処理がされています。このあたりの処理の違いも好みで分かれると思います。

アジャスター機構

RRS

RRSのBH-40のレバーはアジャスター機構が無いので、基本的にはクランプに使用するプレートなどはRRSの製品で統一した方が安心な仕様です。(実際はRRSの製品内でも誤差があるようですし、逆に他社製品でもちょうどのサイズ感のものもあります。)

要するにプレートを選ぶクランプですが、何度も開閉を繰り返しても、ネジが緩んでサイズ感が変わるなどの心配が少ないシステムです

Leofoto

LeofotoのLH-40のレバーはレバーの根本の部分に六角ネジが備わっていて、このネジを締めたり緩めたりすることでクランプの締付け具合を微調整することができます

この機構があるお陰で、異なるメーカーのプレートを使いたくて微妙にプレート幅が異なる場合でも問題なく使用できるようになります。

何度も開閉を繰り返しているとネジが緩むなどしてサイズ感が変わってしまうというデメリットはありますが、いろいろなメーカーのプレートを使用している人にとっては都合の良いシステムになります。

本体とクランプの干渉

RRS

RRSのBH-40はクランプを手前に傾けると、クランプの裏側とフリクションノブが干渉します。

そのため、使用しているうちに、クランプの裏側に円弧状のスクラッチ傷が出来るようになります。

ですが、裏側なので目立つことはないのでほとんど気になりません。本体の上面とも一部干渉はしますがフリクションノブがあるお陰で少ししか干渉しないようになっています。このあたりはきっと計算して設計されているのかなと思います。

Leofoto

LeofotoのLH-40はクランプを手前に傾けると、円形のパンニングクランプ(PCL-60)の場合だと、雲台の上面とクランプのエッジが干渉します。

この記事を書いた時点でまだスクラッチ傷はできていませんが、このまま使用していくと本体上面にスクラッチ傷が出来るだろうと思われます。

フリクションノブとクランプのエッジも干渉しますが、こちらはそれほど気にならないと思われます。

ボール部分

Really Right Stuff RRS BH-40

RRS

RRSのBH-40のボール部分はシルクホワイトのような色をしていて、ツルツルとした表面処理になっています。そのためクランプを動かした際にはスルスルとした滑らかな動きをするのが感じられます。

Leofoto LH-40

Leofoto

LeofotoのLH-40のボール部分はライトグレーで、目の細かい梨地になっています。そのためクランプを動かした際にはスムーズな動きではあるものの、少しザラザラとした感覚があります。

梨地になっていることで固定時に滑りづらくなり、より強固に固定ができるのではと思います。

本体の肉厚具合と曲線

ボール部分

大きさはほとんど同じRRS BH-40とLeofoto LH-40ですが、二つの雲台を並べて見た時に、RRS BH-40は女性的な丸みを帯びた印象なのに対して、Leofoto LH-40はガッチリとした男性的な印象です。

この印象の違いは、本体の肉厚や曲線の違いによって生じているものと思われます。

Really Right Stuff RRS BH-40

RRS

Leofoto LH-40

Leofoto

比較

ノッチ部分を確認してみると、RRSのBH-40の方が肉厚が薄くなっています。
Leofoto LH-40の方がRRSのBH-40に比べて1.5倍ほど肉厚です。

一番下の写真は左がRRS BH-40、右がLeofoto LH-40です。

Really Right Stuff RRS BH-40

RRS

Leofoto LH-40

Leofoto

ボールを押さえるカラー部分もRRS BH-40は丸みを帯びたデザインなのに対して、Leofoto LH-40は角張ったデザインになっています。

Really Right Stuff RRS BH-40

Leofoto LH-40

ノブ類が集まっている雲台後ろ部分の形状も、横からみると随分違います。
RRS BH-40は丸みを帯びたデザインなのに対して、Leofoto LH-40は角張ったデザインになっています。

このようなデザインの違いが、見た目の印象がRRSのBH-40は女性的で、Leofoto LH-40は男性的な印象になっています。このあたりの違いは見た目の印象だけでなく、重量にも違いが出る部分で、RRS BH-40の方がLeofoto LH-40に比べて約35gほど軽量化できている理由でもあると思います。

逆に言えば、Leofoto LH-40はこの男性的なデザインだからこそ耐荷重量に余裕を持たせられているのかなとも思います。

本体の継ぎ目

Really Right Stuff RRS BH-40

RRS

Leofoto LH-40

Leofoto

細かい部分ですが本体の継ぎ目の部分。ポリマーシートか何かかと思いますが、本体との段差はRRS BH-40の場合はほとんどありません。Leofoto LH-40は少し段差があり引っ掛かりを感じます。このあたりの細かい部分もちゃんとしているのは、さすがのRRSというところかと思います。

本体の表面処理

Really Right Stuff RRS BH-40

RRS

Leofoto LH-40

Leofoto

画像だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、本体の表面処理にも違いがあります。

RRS BH-40はハッキリした梨地なのに対して、Leofoto LH-40は軽くつや消しが入るくらいの細かな梨地がされています。

また、RRS BH-40はアメリカ製品らしく、ガッツリと塗装がされている感じなのに対して、Leofoto LH-40は繊細な塗装がされているような感じです。

例えが良いか判りませんが、アメリカの太い綿で織られたTシャツと、中国の細い綿で織られたTシャツくらいの質感の違いを感じます。

ノブ

ノブ・レバー部分

ノブ部分も違いが見られる部分です。
まず、ボール部分と同じく、RRS BH-40はシルクホワイトのような色をしているのに対して、Leofoto LH-40はライトグレーです。

フリクション(上)とパンニング固定用(下)の2種類のノブは本体右側にあり、ボール部分固定用のメインのレバーは左側に配置されているのは、両方とも同じですが、その形状と大きさが異なります

Really Right Stuff RRS BH-40

Really Right Stuff

RRSのBH-40のノブはそれぞれに形状が違います。
上部のフリクションノブはローレット加工がされた小さめのノブです。

下部のパンニング固定用のノブは星型ノブになっています。

Really Right Stuff

近い場所にあるノブなので、操作を間違いやすいので、目視しながら操作する必要があるのが普通ですが、このように形状が違っていれば、目視しなくても操作を間違いづらくなります

ユーザーのストレスを少なくするような使い勝手を考えられたデザインは、やはり素晴らしいなと思います。

ノブのネジ隠しも、カフスボタンのようでおしゃれですね。

Leofoto LH-40

Leofoto

Leofoto LH-40は見た目の形状ではなく、ノブの長さでフリクションとパンニング固定用のノブを分けています。フリクション用は短く、パンニング固定要はフリクション用の倍くらいの長さです。

Leofoto

しかし、パッと見で違いが分かりづらく、触った感じも似ているので、操作間違いを防ぐには不十分だと思います。

ボール固定用レバー

メインレバー

レバーは三脚やカメラと干渉してしまう部分なので、RRS BH-40とLeofoto LH-40のどちらも、引っ張ることで向きを変更できるようになっています。

Really Right Stuff RRS BH-40

Really Right Stuff

Really Right Stuff

ボール固定用レバーの形状はよく似ていますが、RRS BH-40のレバーの方がLeofoto LH-40よりも1.5倍ほど大きいです。大きいので小さな力でもしっかりとボールを固定できるということになるかと思います。

Leofoto LH-40

Leofoto

Leofoto

かと言って、Leofoto LH-40のレバーが使いづらいわけでもありません。また質感もどちらも良い感じだと思います。

底面

Really Right Stuff RRS BH-40

Really Right Stuff

Leofoto LH-40

Leofoto

底面はRRSのBH-40とLeofotoのLH-40ともに3/8"ネジで、周辺を4本のボルトで固定しています。RRS BH-40の方は底面にBH-40とMADE IN USAの文字が彫り込まれています。

刻印

Really Right Stuff RRS BH-40

Really Right Stuff

Leofoto LH-40

Leofoto

刻印部分を拡大してみました。
RRS BH-40の方がハッキリした白色になっていて、視認性が良いですね。Leofoto LH-40は少し薄い感じがします。

まとめ

まとめ

リリースされた当初は「似てる!」「酷似してる!」などと否定的な意見も多かったのですが、2020年以降のLeofotoの製品で多く見られるような他社製品をほぼ完コピしたような製品と比べると「それほど似てないよね」と思えますね。

また、現状でRRSのBHシリーズのような低重心の自由雲台は中華メーカーをはじめとして多くのメーカーから販売されているので、三脚と同じく一般的な雲台の形状の一つと認識されるようになったことで、幸か不幸かあまり言及されなくなったようにも思います。

肝心の性能の違いについては、使い勝手の良し悪しの差はもちろんありますが、正直なところで、使用する人や目的にもよって違うとしか言えない感じですね。もちろん細かいところを見ていけば価格の高いRRSのBH-40の方が総合的に良くできた雲台だと思いますが、価格差ほどの差を見いだせるかは使う人次第かなと思います。

少なくとも僕のミラーレスカメラと普通のレンズで物撮りする程度の使い方であれば「どちらでも好きな方を使えば良いんじゃないかな」くらいの違いで、好き嫌いはあるにせよ、どちらが良いも悪いもないというのが正直な感想です。

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