CAVIX
中山精格电子科技有限公司
广东省中山市坦洲镇龙塘三路B栋19号
2010年設立
http://www.cavix.cn/
中山精格电子科技有限公司|1688
基本情報
2016年に自社ブランドCAVIX(凯唯斯)を立ち上げる。
写真用機材(三脚・雲台・アクセサリー)を中心に製品開発、設計、製造、販売を行っている。
会社紹介ビデオ
ショールームを備えた立派なオフィスがあるようです。
紹介ビデオの中ではCAVIXブランドは2019年から開始したと言っていますね。
製品の購入について
一般流通はされていないようでAmazon.comや1688や京東、ebayなどで販売されています。
価格はカーボン三脚で10,000円〜30,000円前後となっていて、LeofotoやAOKAなどの第二世代の中国機材メーカーの平均的な価格帯で設定されているようです。
一方、雲台は概ね10,000円以下のものが多くINNORELやARTCISEなどの激安機材ブランドなどと同じくらいになっています。
日本での購入
日本での展開はまだされていないようですが、一部のカーボン三脚などはAmazonでも見つけることができます。
一般的に日本で販売される時は現地価格と比べると高く設定されている場合が多いのですが、意外と安い価格で販売されていることや、おそらく品質的にはその他の新興メーカーの三脚などと同等だと予想できるので、お買い得かもしれません。※中国からの発送のようです。
CAVIXメモ
三脚
Photo via:http://www.cavix.cn/product/787.html
CAVIXの三脚は第二世代の中国機材メーカーでよく見かけるセンターポールレスのスリムな10層カーボン三脚が中心。センターポールを備えたトラベラータイプのカーボン三脚も見られます。
主に小型〜中型の三脚が取り扱われています。
雲台
Photo via:http://www.cavix.cn/
雲台に関しても二世代の中国機材メーカーでよく見かける自由雲台のデザインです。
本来ロゴが刻印されるべき場所に何も刻印されていない製品写真が掲載されていたり、どこかで見たことのある製品とよく似た製品が掲載されていたりするので少し疑問に思うところもありますが、中国のメーカーやブランドではよくあることですね。
OEMとしておなじみの製品もある
中国系のメーカーでよく見かけるレベリングベースもあります。
中国の商用サービスの1688の情報ではOEMも請けているようなのですが、同様の製品を扱っているBEXINの価格の倍くらいになっていることを考えると、どちらが元に近いかのヒントにはなりそうです。
同じ製品かどうかの判断はできませんが、これもまた中国のメーカーやブランドではよくあることですね。
参考 CAVIX LP-64铝合金三脚架云台EZ底座水平调节座|1688
参考 BEXIN 贝欣LP-64型铝合金三脚架EZ底座水平调节座|1688
モジュラー式三脚 PT-284X2C
CAVIXの製品の多くは、中国の機材ではよく見かけるタイプですが、2020年に発売になったと思われるモジュラー式の三脚PT-284X2Cは他の中国メーカーでは見られない特徴的な三脚なので紹介しておきたいと思います。
Photo via:http://www.cavix.cn/product/777.html
Photo via:http://www.cavix.cn/product/777.html
モジュラー式三脚とは、三脚の各パーツ(APEX、脚など)が、個別に分解できるようなシステムになっていて、用途に合わせて自由にパーツを組み替えることで、いくつもの三脚を持ち歩く必要がなく、一台四役をこなせる変幻自在な三脚です。
商品紹介の動画を作成したり、紹介記事なども多く見つかるので、CAVIX的にも推しの製品なのだと思います。
しかも「高いのだろうなぁ」と思っていたら、ebayでは23,000円前後でかなり安価に販売されているのです(しかも国際送料込!)。カーボン脚と雲台、それからハードケースまで付いて送料込みでこの値段は驚異としか言いようがないですね。
参考 CAVIX PT-284X2C
参考 凯唯斯“百变精灵”PT-284X2C三脚架实拍体验|FOTOMEN
参考 ebay pt-284x2
モジュラー式三脚の元祖Novoflex TrioPod-M
ちなみにモジュラー式の三脚と言えば価格は全く違いますが、NovoflexのTrioPod-Mが有名かと思いますので、そちらのリンクも貼っておきます。
まとめ
2021年1月現在の情報をまとめると、製品は新旧が入り混じった感じで他のメーカーでもよく見られるような製品が散見されることを考えると、その実態がなかなか想像しづらい部分もあるのですが、かつてのLeofotoがそうだったように、徐々にオリジナル製品だけに製品を絞りこんで、完全なメーカーへと変化していくのかもしれません。
まだ新しい会社でもあるので、今後もどんどん変化していくでしょうから、どのようなメーカーになっていくのか気になるところではありますね。
関連記事
中国の写真・動画機材メーカーやブランドについてまとめています。
参考 BENROの情報
参考 SmallRigの情報
参考 INNORELの情報
参考 ARTCISEの情報
参考 Leofoto三脚・雲台の総合情報
参考 中国の写真・動画機材メーカー