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三脚を立てられない場所でもカメラを固定できるマルチクランプが便利

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三脚を立てられない場所でもカメラを固定できるマルチクランプが便利

カメラを固定するには三脚を使用するのがベストですが、三脚が禁止にされている場所も多いですし、明確に禁止されていなくてもなんとなく三脚の仕様が憚れる場所もあり、どこでもかしこでも三脚を立てられるわけではありません。

「三脚を立てたいな・・・でも立てられるような場所じゃない。」そんな時に便利なのがマルチクランプです。

マルチクランプとは

マルチクランプとはPhoto via:https://www.reallyrightstuff.com/multi-clamp

マルチクランプとはワニ口のような形をしたカメラ周辺機材で、鉄柱やテーブルなどに固定できるようになっています。マルチクランプには雲台やカメラを取り付けることができるように三脚ネジが備わっていて、三脚を立てられないような場所でもカメラなどを固定することができる便利な機材です。

コンパクトなのでカメラバッグなどに収納する際にも嵩張ったりはしないので、三脚が立てられない場合でのお助けツールとして備えたり、あるいは三脚を持ち歩くほどではないような、お散歩撮影の際に持ち歩くと重宝する場面は多いのではと思います。

室内の撮影においても、テーブルなどにも固定できるので狭い場所やテーブルフォト、動画撮影に使用できるなど、活用できる場所の多い機材です。

マルチクランプと言えばRRS

クランプの類はいろいろとあると思いますが、デザインも良く機能的なのは上で画像を引用させていただいているRRSのマルチクランプかと思います。ただRRSの製品はその高い品質に比例して価格も高いので、趣味で写真を撮るような人にとってはちょっと手を出しづらい価格になっています。

マルチクランプには興味があるけれど「RRSは流石にちょっと高いなぁ」と思うような人はLeofotoのマルチクランプあたりを検討してみるのが良いかもしれません。LeofotoのマルチクランプはRRSにインスパイアされたような製品なので、かなり見た目と用途が近いものになっています。

また、MARSACEなど中国の他のメーカーからも同様の製品がさらに安く販売されているので、興味のある人はまずそちらを試してみるのも良いでしょう。

価格比較

ちなみにRRSとLeofotoのマルチクランプの価格は2020年9月現在で下記の通り。

● RRS マルチクランプ(B&H) USD $120.00
送料、税金込、1ドル=106円 約16,242.54円
● Leofoto MC-80 約11,000円(税込)

意外と価格差が無いように感じてしまいますが、Leofotoのマルチクランプでは、RRSではオプショナルになっているフラットアダプターが付属品になっているので、それらを含めて考えると倍くらいの価格差になります。

ちなみにフラットアダプターはパイプなどに固定する際には無くても良いものではありますが、テーブルなどに固定しようと思うと必須になるものと思います。

Leofotoのマルチクランプ

Photo via:https://www.leofoto.com/products_detail.php?id=274

Leofotoのマルチクランプを紹介します。
Leofotoの製品はご存知の通り、どこかのメーカーの既存の製品からインスパイアしたような製品が多いわけですが、先にも書いたようにマルチクランプはRRSの製品からインスパイアされているものと思われ、かなり見た目の形状が似ています。

これらの模倣とも言える製品は中国メーカーにはありがちで、あまり感心できるものではないと感じる人も多いと思いますが、Leofotoは単純にコピーするのではなく多少なりにアレンジを加えていたりするので、そのあたりは評価されても良いのかもしれません。

例えば、フラットアダプターをオプショナルではなく付属品にしている点や、サイズにバリエーションを持たせて、使用する機材に合わせてより細かい選択ができるようにするなど、劣化コピーではなく、オリジナル品に比べて多少なりにオリジナル性を持たせていたりするのです。本来はそれをオリジナルデザインでやるのがベストですが、そこは中国メーカーという感じですね。

僕がLeofotoのマルチクランプを購入したのは、そんなLeofotoの姿勢に魅力を感じたから、というわけではなく、単純に「安かったから」というのが一番の理由ですが、とにもかくにも、マルチクランプはなかなか便利なツールなのです。

MC-80とMC-100

Leofotoのマルチクランプは大小様々で形状違いのものが商品展開されており、それらをひとまとめにしてMCシリーズとして展開されています。そのうちRRSタイプのマルチクランプはMC-100とMC-80の2つになります。

品番的には数字が大きい方が形状も大きくなるのでMC-100の方がMC-80に比べて少し大きいのですが、使用方法は全く同じで、よく似た形状なので違いが分かりづらいので解説しておきます。

MC-80とMC-100とのスペック

 MC-100MC-80
重量292g280g
長さ115m115mm
高さ(ネジ含まず)57mm48mm
高さ(ネジ含む)97mm86mm
開口123mm96mm
三脚ネジ1/4"と3/8"
兼用リバースネジ
1/4"ネジ
3/8"変換ネジ付属
ネジ穴3/8"ネジ1/4”と3/8"ネジ
フラットアダプター可動式着脱式

MC-80とMC-100との違い

重さやサイズは持ち運びに関して大きな差が出るほどの違いは無いと思います。

用途的にはMC-100はフルサイズ一眼レフなどの大型のカメラ用、MC-80はミラーレスカメラなどの比較的軽量なカメラ用というような感じかと思います。

なのでMC-100の三脚ネジはより強度を高めるために3/8"が基本になっていますし、MC-80は1/4"が基本になっています。本体の側面に空けられたネジ穴もMC-100では3/8”ネジ、MC-80では1/4”ネジになっています。

MC-100とMC-80の一番の違いは、フラットアダプターの扱いで、MC-100は上下のアダプターの両方が可動式になっているのに対して、MC-80のアダプターは片方可動式で、もう片方が着脱式になっていてボルトで固定されています。

この違いはテーブルなどの平面なものに固定する際には影響はありませんが、パイプなどの丸い形状のものに固定する際の利便性に影響があり、MC-100はフラットアダプターを裏返すだけで使用できるのに対して、MC-80はフラットアダプターを外してから使用しなければいけないので不便を感じてしまうことになります。

一方でネジ穴はアクセサリー類のことを考えれば1/4"ネジを採用したものが圧倒的に多いので、3/8”ネジ穴の場合は専用のコネクタが必要になるなどで利便性は低くなります。

ネジ穴のサイズの違いやフラットアダプターの違いは、使用用途や所有している他の機材によって大きく変わると思われるので、購入時は自身の使用方法や使用する機材と合わせて検討した方が良いでしょう。

Leofoto マルチクランプ MC-80

外観

Leofoto マルチクランプ MC-80 右フリ

Leofoto マルチクランプ MC-80 左フリ

形状はまんまRRSのマルチクランプと同じですね。
大小のボルトがあり、開口幅調整用(小)と締付け用(大)です。

開口

「ぐわわっ」と開口させることができるので、それなりに厚みのあるものや、太いものでも挟み込むことができます。

質感

基本的には良い感じです。可動部もスムーズに動きますし、カッチリした感じで好印象です。

フラットアダプター部分と本体部分のアルマイト処理の質感にちょっとした違いがあるとか、細かい部分を見れば言いたいこともないわけではないですが、特に機能に影響がある部分でもないですし、価格を考えれば全く無問題ですね。

ボルト部分

特にボルト部分なんかはメカメカしくて格好良いですね。
操作もしやすいですし、形状が大きく違うので操作間違いもありません。

大きさ

大きさ

手のひらサイズと呼ぶのに相応しい大きさです。
持ち運びしやい大きさというのも、マルチクランプの利点の一つですね。

ネジ穴

三脚穴

底面に3/8"ネジ穴、側面に1/4"ネジ穴。

三脚穴

天面に1/4"ネジと、その前方に3/8”ネジ穴。
後部に3/8"ネジ穴があり1/4"変換アダプタが装填されています。

これだけ拡張用のネジ穴が空いているのでマジックアームなどで拡張したい場合にも便利そうです。

フラットアダプター(下部)

フラットアダプター

下部のフラットアダプターは可動式になっていて平面用と円形パイプなどで使用する場合とで切り替えることができます。

フラットアダプター

MC-100は上部のフラットアダプターも同様の機構になっていて、簡単に平面用と円形用の切り替えができるようになっています。

フラットアダプター(上部)

フラットアダプター

MC-80の上部のフラットアダプターは六角ネジで固定されているので、円形のものに固定する場合は取り外す必要があります。取り外し用の六角レンチはフラットアダプターの下部分に格納されています。このあたりは気が利いていて非常に良いですね。

フラットアダプター

付属の六角レンチで取り外します。

フラットアダプター

フラットアダプターが取り外されると円形のものをホールドしやすいような形状になります。

取り外したパーツは完全に独立してしまうので、紛失しないように注意をしたいですね。

僕の場合はテーブルなどの平面なものに固定することが多いだろうというところでMC-80を選択しましたが、円柱などに固定する機会が多い場合はMC-100を選択した方がストレスが無いのではと思います。

いろいろと便利なのはMC-100の方なのでMC-80でもその機構を採用してくれれば良かったと思うのですが、どうして採用してくれなかったのか不思議に思います。

よく見ると、フラットアダプターを外した本体のその先には意味もなく穴が空けられているので、本当はMC-100と同じ機構にする予定があったのかなと思ってしまいます。こういう意味不明なところがやはり中国メーカーの片鱗を覗かせるところでもあります。

使用例

平面テーブルでの使用例

使用例

テーブルなどの平面で使用する場合。
フラットアダプターが良い具合に機能して想像以上にガッチリと固定できます。

マルチクランプには1/4"ネジが備わっているのでカメラを直付けすることももちろんできますが、着脱が不便なこと、カメラの角度が固定されてしまうことになります。なので直付けするのではなく、小型の自由雲台を取り付けて使用するとより便利になると思います。

例えばLeofotoにはMTB-19/MBH-19/MBC-20/MBC-18などの小型の自由雲台があるので、それらとマルチクランプを組み合わせるという感じです。

上記の写真では小型で固定力も強いMBC-20が使用されています。

参考 → Leofoto 小型自由雲台 MBC-20購入レビュー

マジックアーム
マルチクランプの弱点として自由度が少ないという点があります。自由雲台と併せて使用することで自由度は高くなりますが、さらに自由を高めたい場合にはマジックアームなどを使用することで、より快適になります。

写真ではLeofotoのマジックアームのAM-4を使用しています。
ただ、Leofotoのマジックアームは無駄に高いのでSmallRigあたりのマジックアームを使用するのが安くておすすめです。

円形パイプでの使用例

円形

パイプ形状ものでの使用例です。
フラットアダプターを外して使用するとパイプを包みこむような感じでしっかりと固定できます。

上の写真では指が回りきらないくらいの太めの柵に固定しているのですが、この太さでも余裕で挟めるので、多くのものを取り付けるものとして選択できるのではと思います。

マルチクランプは実際に使ってみる前までは「手持ちでも良いのではないか」と思っていたりもしましたが、便利さを知ってしまうといろいろな場面で使用したくなるような素晴らしい機材です。

例えば、僕の子供が通っている運動会では、校舎の二階が観覧席になっていたりして、そこから写真を撮ることが多いのですが、望遠レンズで撮影していると手持ちだと子供を思ったようにフレームに入れることが難しいのです。しかしマルチクランプを使用して自由雲台に載せることができれば、カメラの無駄な動きを抑制できるので、かなり撮影がしやすくなると思います。

また、街なかだと三脚を使用しづらい場面も多いのですが、マルチクランプだと目立たないですし、セッティングも素早くおこなえるのはすごく良いですね。

基本は三脚を使用する場合でも、三脚を使用できない場所や使用しづらい場面は意外と多いですし、そのような場合に備えて荷物の中に入れておけば「持ってて良かった」と思えるのではと思います。

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