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Leofoto Leofoto アクセサリー

Leofoto クイック・リンクセットQS-60購入レビュー

更新日:

Leofotoのクイック・リンクセットQSシリーズの中の一つであるQS-60を購入しました。

Leofoto クイック・リンクセットQSシリーズ

Leofoto クイック・リンクセットQSシリーズ
Photo via:https://leofoto.com/products_detail.php?id=477

Leofoto クイック・リンクセットQSシリーズ
Photo via:https://leofoto.com/products_detail.php?id=477

雲台の交換をスムーズにするアダプター

Leofoto クイック・リンクセットQSシリーズは素早い雲台の交換を可能にする三脚雲台用のアダプターです。

ご存知のように、三脚に雲台をセットする際には、三脚に備わったネジに「クルクル」と雲台を回しながらセットするわけですが、この作業が面倒で時間が掛かるという問題があります。

特に、三脚は一本で、雲台を複数使い分けたいような場合には「面倒だなぁ」と思ってしまうので、一瞬で雲台を入れ替えられるようなシステムは多くの人が望んでいるものでもあるかと思います。

今回のこのQSシリーズの中の一つのサイズであるQS-60を購入したのでレビューをしたいと思うのですが、本題に進む前に、まずは、アルカスイスのクイック・リンク セットについて触れておかなければいけないかなと思います。

アルカスイス Quick-Link Set

アルカスイス Quick-Link Set
Photo via:https://www.arca-shop.de/en/tripod-heads/upgrade-conversion/39/quick-link-set

Leofotoがこのクイック・リンクセットOSシリーズを発表した当初、一部ネットが「ざわざわ・・・」するような状態がありました。

その理由は、上記のアルカスイスの Quick-Link Setにとても似ていたからです。

参考 Quick-Link Set| ARCA-SWISS

● ARCA-SWISSクイックリンクセット 発売日 2017年6月20日(日本)
● Leofoto クイック・リンクセット 発表日 2021年2月25日(中国)

どこかの製品に似た製品を出すというのはLeofotoの得意技でもあり、今に始まったわけではないのですが、さすがに超有名メーカーの製品だと、認知度の高さや、メーカーのファンも多いことから、写真機材界隈では「ざわざわ・・・」するようなことになってしまいます。

まぁ・・・どっからどう見ても「あっ!」っという感じですよね。
実際、使用目的も、操作方法もほぼ同じなで、製品名までも同じだったりするので苦笑いしてしまうレベルです。

Leofotoは、素晴らしい製品を出してメーカーとしての評価を上げている一方で、イミテーション扱いされてしまうような製品も出して評価を下げてアンチを増やしてしまう旧来の中国体質も残しているという、一体メーカーとして何がしたいのか、どうなりたいのかがよく分からないところがあります。

アルカスイス Quick-Link SetとLeofotoクイック・リンク セットの違い

基本的に同じようなスペックですが、いろいろと異なる部分もあります。

サイズ

アルカスイスは直径70mm高さ17mmのワンサイズのみ。
Leofotoは4サイズの展開になっています。

● QS-70 直径70mm
● QS-60 直径60mm
● QS-50 直径50mm
● QS-45 直径45mm

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回転防止用ネジ

台座部分とプレート部分に備わった回転防止用のネジの本数にも違いがあります。

● アルカスイス:1箇所
● Leofoto:3箇所

価格

最も大きな違いは価格かと思います。

● アルカスイス:税込み31,000円程度
● Leofoto:QS-70 (358元)
※2021年4月5日現在で日本価格はまだ未定ですが、その他のLeofoto製品のレートから考えると恐らく税込み10,000円前後になるのではないかと思います。

アルカスイスの実物を持っていないので何とも言えない部分もありますが、機能的な部分では基本的に同じだろうと思います。

おそらくアルカスイスの製品の方が精巧さや質感などで優れているだろうとは思いますが、個人的にはLeofotoの雲台と組み合わせたいこともあり「Leofotoの製品で良いかな」と思ってはいます。(価格の問題も大きいですが)

しかし、ポリシーが許さない人や、より良いモノ、所有欲を満たしてくれるモノが欲しい場合にはアルカスイスのクイック・リンク セットを選択した方が良いかと思います。

Leofoto クイック・リンクセットQS-60レビュー

プレートと本体のセット

プレートと本体のセット

Leofoto クイック・リンクセットQS-60は雲台の底に取り付けるためのプレートと、三脚側に取り付けるための本体がセットになっています。別売でプレート部分も販売されます。

Leofoto クイック・リンクセットQS-60

3/8"ネジ

ネジ部はプレート、本体ともに3/8"ネジになっています。
このあたりは、Leofotoの全ての雲台は3/8"に対応しているのでLeofotoの雲台を使用するのであれば問題は無いと思います。

アーレンキー

プレートのメインの3/8”ネジを締めるための4mmのアーレンキーと固定用のネジ用の2mmのアーレンキーが付属しています。

雲台へプレートを固定する

雲台へプレートを固定する

雲台へプレートを固定するには、付属の4mmのアーレンキーを使用してメインの3/8"ネジを根本までねじ込んだ後に、2mmのアーレンキーを使用して、ネジ穴周辺の3箇所の固定用のイモネジを締めます。

Leofoto クイック・リンクセット

雲台にプレートを装着した状態です。
本体を雲台の底面と同じ直径のものにすると、プレートは一回り小さくなりますが、特に問題なく自立させることができます。

Leofoto クイック・リンクセット

底面部分には位置決めのための溝があります。これを本体部分の位置決めピンにはめ込みます。

三脚へ本体を固定する

三脚への固定

Leofoto クイック・リンクセットの本体部分の固定は、三脚の3/8"ネジを本体にねじ込んだ後に、付属の2mmのアーレンキーを使って3箇所ある固定用のイモネジを締めること本体が動かなくなります。

イモネジを固定しないと、着脱の際に本体が回ってしまうことになるので、必ず締める必要があります。

Leofoto クイック・リンクセットの固定方法

Leofoto クイック・リンクセットの固定方法

Leofoto クイック・リンクセットの固定方法は、本体部分を回転させることで、ロックさせることができます。

Leofoto クイック・リンクセットの固定方法

Leofoto クイック・リンクセット取り付け時の雲台とのサイズ感

Leofoto クイック・リンクセット取り付け時の雲台とのサイズ感

Leofoto クイック・リンクセット QS-60とLeosofoのギア雲台G4との組み合わせです。

細かいことを言えば、雲台の底面とプレートの間が少し空いているのので「ピッタリ詰められなかったのかなぁ」とは思いましたが、気になるようなものでありません。

上記の写真はLeofotoのギア雲台のG4との組み合わせで、Leosofoのギア雲台G4の底面は直径60mmなので丁度のサイズになります。

雲台との接合部の段差を気にする場合は、使用する雲台とクイックリンクセットのサイズを確認する必要がありますが、詳しくは下記のリストを参考にしていただければと思います。

ピッタリでないサイズも意外と多いので、小さな雲台を使用する際には少し気になりそうです。

雲台の参考サイズとLeofotoクイック・リンク セットの組み合わせ

QS-70

ベース径 72mm LH-55

QS-60

ベース径 60mm G4 / G2
ベース径 57mm LH-40
ベース径 56mm NB/46

QS-50

ベース径 52mm LH-36
ベース径 51mm NB-40

QS-45

ベース径 47mm LH-30
ベース径 46mm XB38
ベース径 45mm EB-36 / NB-34

Leofoto クイック・リンクセットQS-60の雲台付け外し

クイックリンクタイプの他社製品

クイック・リンクタイプのアクセサリーはアルカスイスとLeofotoの他にもあります。便利なシステムなので今後増えて行くのではないかと思います。

スモールリグ クイックローディングプレート


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● 本体ネジ部 3/8"
● 本体直径 65mm
● プレートネジ部
● プレート直径 50mm

iFootage クイックリリースシステム

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Photo via:https://amzn.to/2Pwo8xW

● 本体ネジ部 3/8"
● 本体直径 111mm
● プレートネジ部 1/4" / 3/8"
● プレート直径 61.5mm

Ulanzi Claw クイックリリースクランプ


Photo via:https://amzn.to/31Ol96J

● 本体ネジ部 1/4"
● 本体直径 40mm
● プレートネジ部 1/4"
● プレート直径 47mm

Ulanzi FALCAM クイックリリースクランプ

Ulanzi FALCAM クイックリリースクランプ
Photo via:https://amzn.to/39GUay2

● 本体ネジ部 1/4"
● 本体直径 57mm
● プレートネジ部 1/4"
● プレート直径 38mm

Leofoto クイック・リンクセットQS-60まとめ

Leofoto クイック・リンクセット取り付け時の雲台とのサイズ感

一通り使ってみた印象としては、緩みやガタもなく使えそうで「とても便利なものだな」ということが理解できました。

問題は、クイック・リンクセットの本体を使用している三脚では専用のプレート無しでは雲台を使用することができなくなってしまうのです。

逆もまた然りで、クイック・リンクセット用のプレートを装備した三脚は普通の三脚では使えなくなるので、最低でもクイック・リンクセットを装備した三脚で使用する雲台、あるいは三脚には全てクイック・リンクのシステムを実装することを考えなくてはいけなくなるというところかと思います。

三脚穴の保護目的で有用

三脚穴の保護目的で有用

実際の所で僕は一つの三脚に一つの雲台という具合で基本的な運用していて雲台は三脚に付けっぱなしなので、個人的には、絶対に必要なものではなかったのですが、それでも時々、雲台を三脚から取り外すこともあるわけです。

そこで問題になるのが、Leofotoのギア雲台G4やG2など、一部の雲台では三脚穴の部分に補強金属が入っていない雲台があるということ。

どうして入っていないのか不思議なのですが、中国系のメーカーの雲台では入っていないものが多く、Leofotoの雲台の仕様もそうなっています。

雲台の着け外しを繰り返していると、そのうち摩耗してガタが出そうな気がして気になっていたわけですが、このクイック・リンクセットを使用すれば、摩耗が防げるだろうということで、試しに購入してみた次第です。

現状で「なかなか調子が良さそうだぞ」というものではありそうなので、今後使用を続けてみて、調子が良いようであれば、補強金属が入っていない雲台だけでもクイック・リンク化しても良いかなと考えています。

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