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Leofotoの自由雲台LH-55購入レビュー

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Leofootの低重心自由雲台の定番であるLHシリーズの中で最も大きなLH-55を購入しました。

Leofootの低重心自由雲台LH-55+QP-70

Leofootの低重心自由雲台LH-55+QP-70

Leofotoの自由雲台LH-55購入

LH-55+QP-70 基本スペック

● ボール径 55mm
● 高さ 98mm
● ベース径 72mm
● 三脚取付ネジ UNC3/8″-16
● 耐荷重重量 25kg
● 重量 867g

Leofotoと言えば三脚をイメージする方が多いと思いますが、自由雲台もカーボン三脚と同じく、低価格ながら高品質でコストパフォマンスに優れた製品として高い評価を得ている製品です。

LHシリーズは、低重心雲台と呼ばれるタイプのもので、重心が低い位置にあるので、より安定性が高くなるように設計された雲台になります。

低重心三脚と言えばRRS(ReallyRightStuff)が有名で、Leofotoの自由雲台はこのRRSの自由雲台と見た目がとても良く似ていることでも知られています。

RRS LB-55

RRS LB-55
Photo via:https://www.reallyrightstuff.com/bh55-ball-head

● ボール径 55mm
● 高さ 93mm
● ベース径 73mm
● 三脚取付ネジ UNC3/8″-16
● 耐荷重重量 23kg
● 重量 890g

見た目からして機材に詳しくなければ、同じ製品だと勘違いしてしまうレベルで似ているわけですが、スペックを見てもほぼ同等です。

最も大きな違いは価格です。

もちろん安いのはLeofotoのLH-55で国内価格は35,000円程度で販売されています。海外価格は25,000円程度になっていて、RRSの自由雲台のBH-55と比べると、国内海外ともに半値程度の価格で購入することができます。

RRSのBH-55は自由雲台の中でも評価の高い雲台なので、価格なりの差はあると思いますが、LeofotoのLH-55もけして悪くはないと思うので、詳細をレビューしていこうと思います。

ちなみにLeofotoの自由雲台LH-55には下記のバリエーションがあります。(2020年6月現在)

● LH-55R+NP-60 (パンニングクランプ仕様)
● LH-55N (首が無く更に低重心にした仕様)

Leofootの低重心自由雲台LH-55+QP-70レビュー

自由雲台LH-55の見た目・質感

見た目・質感

Leofotoの自由雲台自由雲台LH-55は大きな雲台であることが最大の特徴で、LH-55を使用する際には、三脚との組み合わせも考える必要があると思います。

ベース面が72mmもあるので、見た目的にバランスの良い三脚は限られます。

例えばLeofotoの三脚のレンジャーシリーズ(LS系列)は最太の36mm脚であっても雲台のベース径は60mmがベストな組み合わせになっているようなのでLH-55を載せた場合は頭でっかちになってしまいます。

LH-55の大きさからも判るように、重量級の機材を載せるための自由雲台なので、Leofotoの三脚と組み合わせるのであれば、大きなカメラシステムを載せることが前提のシステマチック三脚であるサミットシリーズ(LM系列)などと組み合わせるとベストなだと思います。

LH-55大きさ比較

Leofootの自由雲台LH-55+QP-70はLeofotoの他の自由雲台との比較画像です。

左からLH-40、LH-55、LH-25です。
他の自由雲台に比べて圧倒的な大きさであることが判ります。

大人の男性の両手でも覆えないくらいの大きさがあり、重量も約900gもあるため、大型三脚との組み合わせで使用することが前提の自由雲台です。

なので、気軽に持運びをすることは基本的に想定されておらず「重量級の機材でもしっかりと支える」ということに全振りしたような自由雲台と言えるでしょう。

質感はその他のLeofotoの自由雲台と同様で、大きくなっても加工の粗さもなく、全体的にスベスベしていて良い質感だと思います。

自由雲台LH-55の操作感

ノブ

ノブ

LeofotoのLH-55は本体部分に3つのノブが付いています。
後ろから見て右側には2つのノブがあり、パンニングのノブ(下側)とボールヘッドのフリクション用のノブ(上側)です。

メインのノブ

左側には大きなノブ一つがあり、ボールヘッドの固定のために使用するメインのノブです。

操作方法としては、メインの大きなノブを使用してある程度締め付けてから、微調整をフリクション調整用のノブでおこなう、という感じになると思います。

しかし、困ったことに、メインのノブとフリクション用のノブは、同じ様に締め付け具合が変化します。

本来はフリクション用のノブはメインのノブと比べると締め付ける力が小さくて微調整できるようになっているものと思いますが、フリクション用のノブでも少し回すだけでガッツリ固定されてしまうので、ノブが2つある意味がほとんどありません。

要するに、フリクション調整用のノブが調整のための仕事をしておらず、同じ動作をする大きさの違うノブが2つあるという感じです。

ノブが無駄に増えているような状態なので、操作ミスなどにもつながるため、マイナスポイントになると思います。

ちなみにLH-55の旧製品を見ると、フリクション用のノブの近くにはフリクションの強度を示す窓がありましたが、現行品では窓は無くなっています。おそらく段階ごとに応じた調整が難しいために廃止してしまったのではないかと思います。

クランプ部分

クランプ部分

LH-55のクランプ部分はアルカスイス互換のスクリューノブ式です。ただし、他のサイズのLeofotoの自由雲台で使用されているクランプよりは厚みがあって少しだけゴツいクランプになっています。

クランプには水準器も付いていますが、カメラを乗せると見えなくなることもあるかと思います。

中央部分のボルトを外せばクランプを交換できるのでレバー式のPCL-60+NP60に交換するのもありかと思いますが、ゴツいクランプなので、重たい機材を載せる予定があるのであれば、そのままの方が良い気がします。

参考 → 雲台のノブ式クランプをアルカスイス互換レバークランプに変更する

ノッチが二箇所
ノッチは左右に二箇所。
一箇所よりも二箇所のほうが断然便利になりますね。

ノッチがあることで縦位置横位置を素早く変更できるのと、クランプ部分を倒した状態でもグルグル回転させられるのは、まさしく自由雲台の真骨頂と言ったところです。

ボールヘッドの動き

ボールヘッドの動きは、フリクションノブを開放にしている時には非常に滑らかです。しかしノブを締めて摩擦が大きくなると、抵抗にムラが出てきてきます。抵抗が強い部分があったかと思うと、突然フリーに近いくらい軽くなるところがあったりします。

実用的にはあまり影響が無い部分とは思いますし、細かいことを言わなければ気にならない部分ではありますが、操作感に直接関係する部分でもあるので、贅沢を言えばもう少し均一な動きがあれば良かったなーと思います。

ちなみにこの動きに関しては、このあたりの評価に厳しそうな人もいるかと思うので敢えて触れている部分であって、個人的にはほとんど気になりません。

Leofoto自由雲台LH-55の性能

スペック値として耐荷重量が25kgもあります。
このスペックをいかんなく発揮するためには、必然的に同程度の耐荷重の三脚を使用する必要があります。

LH-55のスペックに見合う耐荷重量25kg以上の三脚

● LM-405C
● LM-404C / LM-402C
● LM-364C / LM-363C / LM-362C
● LM-324C / LM-323C
● LS-364C / LS-362C
● LN-324CH

Leofotoの三脚から耐荷重量25kg以上の三脚をピックアップすると上記のような感じで、自由雲台のLH-55と組み合わせて使うのに適した三脚は、ほぼシステマチック三脚のサミットシリーズ(LM系列)になります。

もちろん他の三脚でも使用できますが、頭でっかちになってしまうのと、わざわざLH-55を使用する必要もないかな、という感じですね。

実際問題で僕もここまで大きな自由雲台は必要なかったのですが、LeofotoのLM-404Cを購入するにあたって、適当な自由雲台を探した結果、LH-55がベストということで、三脚のために購入したような感じです。

耐荷重量テスト

耐荷重量は規格があるわけではなく、各メーカーの公称値となるので鵜呑みには出来ない点や、条件によっても変わるので、ストレス無く使用するには、スペック値の半分程度以下を目安にするのが良いでしょう。

半分でも12.5kgですから、写真撮影の分野においては、どんな機材であろうとほぼ載せられるのではないかと思います。

そんなわけで、ちょっとした耐荷重量テストをしてみました。

鉄アレイ10kg

5kgの鉄アレイを2つ準備しました。
この鉄アレイ5kgx2=10kgをビニール袋に入れたものを雲台に載せてみるというテストです。

耐荷重量テスト

重点が雲台の中心になるような垂直荷重だとおそらく余裕で耐えられると思ったので、LeofotoのスライドプレートLP-200を使用して、ビニール袋をぶら下げてみることにしました。

これだと、テコの原理が働いて、10kg以上の力が雲台には加わるはずです。

この多目的スライドプレートはいろいろ使えて便利です。

参考 → 撮影が快適になるスライドプレートの使い方

耐荷重量テスト

結果!
10kgの鉄アレイをぶら下げても見事にホールドできました!

ちなみにビニール袋をぶら下げる前と後でプレートの角度が変わっているのは、重さで下がったわけではなく、角度調整したためです。

実験をしておいて書くのも変だとは思いますが、無理だと思ったんですけどね。。。。まさかきちんと支えるとは。

撮影のために、この状態で「よいしょ」と場所移動させてもビクともしませんでした。この固定力があれば相当重たい機材を載せたままでも、ずっと固定してくれるのではないかと思います。

Leofotoの自由雲台 LH-55まとめ

Leofotoの自由雲台 LH-55まとめ

Leofotoの自由雲台LH-55は自由雲台としてはヘビー級なので、一眼レフに望遠レンズなど重量級の機材のための雲台となり、それ以外の機材を使用する場合にはオーバースペックになり、わざわざLH-55を選択する必要は無いかと思います。

印象を語るにしてもまず「重たい」「デカい」が最初にくるので、携行性や必要性を考えてると、よほど気合が入った撮影でなければ、出番はそんなに多くはならなさそうというのが実際のところです。

一方で、固定性や安定性に関しては他の雲台と比べると別格なのは間違いなく、ここぞという時の撮影や、日常でのブツ撮り用途などでは活躍してくれそうです。

とにもかくにも存在感のある雲台なので、Leofotoの三脚サミットシリーズ(LM系列)と組み合わせた感じはとても良く、所有欲を満たしてくれる感じで、選択肢としては悪くはないですね。

フリクションなど不満に思う部分ももちろんありますが、総合的に判断して、2〜3万円でここまでしっかりした雲台はなかなか無いでしょうし、相変わらずのコストパフォマンスの高さには感心してしまいます。

僕は三脚と雲台は同じメーカーで揃えたいと考えるタイプなので、Leofotoのサミットシリーズの三脚を購入した時点でLH-55を購入することを決めていたので何も考えずに購入してみましたが、結果として良い選択となりました。

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