Ranger Series レンジャーシリーズ
Leofotoの定番の三脚でスタンダードなモデルと言えば、レンジャーシリーズです。
センターポールを排除して、収納時のスリムさを優先した三脚で、携行性の良さと軽量さが特徴です。
センターポールが無いため、アペックス(頂点)部分の台座の半径を小さくすることで、スリム化が実現できています。
Leofotoの地位を築き上げたニューベーシックなスリム三脚
第三期のLeofotoを代表する三脚で、Leofotoがこの三脚を発売した当初は、アメリカの三脚メーカーであるRRSの三脚(ULTRALIGHT TRIPOD)以外にこのようなタイプの三脚を見かけることはありませんでした。
実際問題で、当初はRRSのインスパイヤ的な製品として見られていることも多かったかと思います。
ご存知のようにRRSは非常に品質に拘ったメーカーで、価格もかなり高いのにに対して、Leofotoは中国製品としてはかなり高品質でありながらも、今までのカーボン三脚の常識を覆すような低価格路線でカーボン三脚メーカーとして有名になりました。
価格に対しての品質が非常に良く、コストパフォーマンスに優れていたため、写真愛好家の界隈で話題になり、一気にそのシェアを広げていくことになります。
実際問題で、当時はカーボン三脚と言えばGITZOが代名詞的な存在で、基本的には10万円以上のものがほとんどという中で、3万円程度だったことから「とりあえずお試し」感覚で購入できたんですよね。
そして、時期的にも中国全体の製品品質が向上してきた頃でもあり、Leofotoの三脚もまた高品質路線に舵を切り、購入者は従来までの中国製品とは全く違う品質に、「これからはLeofotoの時代が来るぞ」と、驚かされたものでした。
結果として、このレンジャーシリーズは、ほとんど無名だったメーカーが、一気に中国を代表する三脚メーカーに飛躍する切っ掛けとなった三脚でもあります。
トラベラー三脚からセンターポールレスのスリムな三脚へ
センターポールは廃したスリム三脚は、それまで携行用のスリム三脚の定番だったトラベラー三脚のシェアを奪い、旅行や登山などの軽装が好まれる場所での撮影のための三脚の新しいスタンダードな三脚として定着していきました。
結果、多くの中国系三脚メーカーが同様の三脚をリリースするようになり、今では三脚業界全体で考えても、最もスタンダードなタイプの三脚となっています。
レビュー
Ranger Series レンジャーシリーズのラインナップ
小型カメラ用三脚
LS-223C
手のひらサイズのテーブル三脚並みの小型の三脚ながらも耐荷重量10kgで少々重量のあるカメラでも余裕で支えられる強さがある三脚です。
携行性の良く、旅行や、屋外での植物などのマクロ撮影などに適しています。テーブルフォトなどでも便利です。
最大高 310mm / 最低高 45mm / 収納時 200mm / 耐荷重量 10kg / 重量 540g
LS-224C
最大高 1615mm / 収納時 470mm / 耐荷重量 6kg
LS-225C
最大高 1165mm / 収納時 475mm / 耐荷重量 6kg
LS-253CM
最大高 690mm / 収納時 390mm / 耐荷重量 13kg
LS-254C
最大高 1575mm / 収納時 520mm / 耐荷重量 8kg
LS-255C
最大高 1470mm / 収納時 520mm / 耐荷重量 8kg
中型カメラ用三脚
LS-283CM
最大高 690mm / 収納時 390mm / 耐荷重量 15kg
LS-284C
最大高 1590mm / 収納時 535mm / 耐荷重量 10kg
LS-284CVL
最大高 1235mm / 収納時 515mm / 耐荷重量 10kg
LS-285C
最大高 1460mm / 収納時 520mm / 耐荷重量 8kg
大型カメラ用三脚
LS-323C
最大高 1520mm / 収納時 650mm / 耐荷重量 20kg
LS-324C
最大高 1390mm / 収納時 570mm / 耐荷重量 15kg
LS-325C
最大高 1528mm / 収納時 545mm / 耐荷重量 12kg
LS-362C
最大高 350mm / 収納時 260mm / 耐荷重量 45kg
LS-364C
最大高 1480mm / 収納時 540mm / 耐荷重量 25kg
LS-365C
最大高 1520mm / 収納時 480mm / 耐荷重量 20kg
参考 レンジャーシリーズ
最適な雲台サイズ
雲台のサイズはどのサイズでも互換性がありますが、太いベースに対して小さな雲台や、細いベースに対して大きな雲台を取り付けると不格好になってしまうため、雲台を選ぶ際にはサイズも気にした方が良いと思います。
基本的な耐荷重量は三脚のサイズと雲台のサイズが揃っていればバランスが良くなるようになっている感じですが、実物を見ないとなかなか判断が難しいと思うので、下記の記事でまとめています。