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【Leofoto 】自由雲台 NB-46 購入レビュー

更新日:

Leofoto 自由雲台 NB-46 購入レビュー

Leofotoの自由雲台 NB-46を購入したので使用感などレビューしてみたいと思います。

Leofoto 自由雲台の特徴など

NBシリーズはLeofotoの自由雲台の基本3系統の中の一つ

Leofotoの自由雲台の基本3系統
Photo via:https://leofoto.com/

Leofotoの自由雲台はLHシリーズ、XBシリーズ、そしてNBシリーズの基本の3系統と、その他(モノポッド雲台、ジンバル雲台、ミニ雲台、ギア雲台)があります。

今回購入した自由雲台は基本の3系統の一つを担うNBシリーズの自由雲台となります。

自由雲台 LBシリーズ

Leofotoの自由雲台 LHシリーズは、一般的によく言われるようにReally Right Stuff(RRS)の自由雲台のBHシリーズによく似た製品で、Leofotoの自由雲台の中でも主軸となる製品で種類も豊富です。

自由雲台 XBシリーズとNBシリーズ

Leofotoの自由雲台 XBシリーズとNBシリーズは一般的にもよく見かけるタイプの自由雲台です。

XBシリーズとNBシリーズいずれも「ベース部分の360度パンニング」と「ストッパーノブ」、「ボールヘッドのフリクション機能」を備えた自由雲台で、よく似たデザインと機能になっています。

同じレベルの耐荷重のLHシリーズの自由雲台と比較した場合、XBシリーズやNBシリーズの方がよりコンパクトなサイズになり、携行性の高いトラベラー用途の製品と考えることができると思います。

XBシリーズとNBシリーズの違い

XBシリーズとNBシリーズはとても良く似ているので、どのような違いがあるのかを説明するのは難しい感じがします。スペック的にはNBシリーズの方が少しだけ耐荷重量が大きいくらいで、自由雲台のボールのサイズが近ければそれほど大きな差はありません。

違いとしては、NBシリーズには360度パンニング機能のある台座を採用している点で、より便利に使えるというところかと思います。

旧シリーズDBシリーズとCBシリーズ

DBシリーズとCBシリーズ
Photo via:https://www.leofoto.cn/

ちなみにLeofotoの旧製品にはDBシリーズとCBシリーズがあり、XBシリーズとNBシリーズはこれらの製品の後継モデルと言えるような製品かと思います。

で、旧シリーズとのデザインの比較や現状のLeofotoのホームページの情報などから判断すると、XBシリーズよりもNBシリーズがより新しいモデルになるのではないかと思います。

価格はボールサイズが近ければ似たような価格ではありますが、XBシリーズの方がやや高めになっているようです。

Leofotoの自由雲台 NB-46

自由雲台 NB-46 基本スペック

自由雲台 NB-46 基本スペック

● 高さ 109mm
● ベース径 56mm
● 耐荷重量 22kg
● 重量 0.65kg
● 付属プレート NP-60
※Leofoto.comを参照しています。日本の販売サイトのスペックとは少し異なります。

NB-46はNBシリーズの中では最大サイズの自由雲台になります。
NBの後の数字はボールの直径サイズを表していてNB-46のぼーるの直径は46mmということになります。

NBシリーズスペック比較

● NB-34 耐荷重量 18kg ベース径 45mm 重量 0.41kg
● NB-40 耐荷重量 20kg ベース径 51mm 重量 0.51kg
● NB-46 耐荷重量 22kg ベース径 56mm 重量 0.65kg

Leofotoの自由雲台NBシリーズの基本的なスペックを比較するとスペック的にはそれほど大きな違いはありませんね。

僕は、なるべくしっかり支えて欲しいという考えから一番大きなNB-46を選択しましたが、一番小さなNB-34でも耐荷重量が18kgもあるので、携行性を重要視するのであればNB-34でも十分かもしれません。

NB-46とLH-40とLH-55ペック比較

NB-46とLH-40とLH-55ペック比較

● NB-46 耐荷重量 22kg ベース径 56mm 重量 0.65kg
● LH-40 耐荷重量 20kg ベース径 57mm 重量 0.54kg
● LH-55 耐荷重量 25kg ベース径 72mm 重量 0.87kg

Leofotoの自由雲台のNB-46と同等のサイズであるLH-40とLH-55とのスペックを比較してみると、NB-46のスペックはちょうどLH-40とLH-55の中間くらいのスペックと言えるでしょう。

LH-40だと少し物足りない、LH-55は大きすぎるという人には丁度良いと思います。

Leofoto 自由雲台 NB-46外観と機能

360度パンニングベース

360度パンニングベース

Leofoto 自由雲台 NB-46のベース部分は360度回転するパンニングベースになっています。
ベース付近にある小さめのノブでパンニングの固定ができます。

ベース部分のパンニングは自由雲台の標準的な機能なので特に珍しくはないと思いますが、油圧な感じもあって快適に使用できます。

ベース径は56mmなので、Leofotoの三脚で言えば最大パイプ径が32mm以上(LS-32シリーズなど)の三脚であれば使用時に頭でっかちな感じにはならないかと思います。

最大パイプ径が28mm以下の三脚を使用している人はNB-40かNB-34がおすすめです。

パンニングを止めるためのノブ

余談ですが、パンニングを止めるためのノブの刻印は「ROCK ←●→ LOCK」となっています。もちろん故意かと思います。嫌う人もいそうですが、個人的にはこういう遊び心は嫌いではありません。

ボールヘッド固定用ノブとフリクション機能

ボールヘッド固定用ノブとフリクション機能

本体の中央にはボールヘッドを固定するための大きめのノブが備わっています。このノブにはフリクションを調整するためのツマミと一体型になっています。

LH-55やLH-40のボールヘッド固定用のノブと比べるとかなり重たいです。個体差があるかもしれませんが、軽く回転させられるLH-55などのメインのノブに比べるとかなり重たく、しっかりと親指と人差し指、人差し指でノブを摘んで「グッグッ」と力を入れないと回転させることができません。

操作の基本

操作の基本
カメラを雲台にセットする。
メインのノブ、フリクションのツマミを開放にする。
メインのツマミを締めて雲台が自由に動かせて、かつ手を離してもカメラが固定されるくらいの抵抗になるように調整する。

フリクションのつまみ

微調整と強い固定はフリクションのツマミで調整する。

こうすることで、フリクションのツマミを開放しても、ボールヘッドが完全にフリーにならずにフリクションを開放した瞬間に「ガクン」とボールヘッドが傾いてしまうというような事故を防ぐことが出来るわけですね。

メインのノブが軽く回転してしまっては、間違って操作した時にボールヘッドが一気に開放されてしまい、転倒などの事故にもなるので、その防止策として、あえてノブを重くしているものと思います。

Leofotoの自由雲台のLH-40やLH-55にもフリクション機能が備わっていますが残念ながらザックリした感じで、正直なところあまり実用的なものではないなと感じています。それに対してNB-46のフリクション機能はツマミにクリック感があり、一段ごとにきちんと抵抗が強くなる感じで、フリクションがきちんと機能していて使いやすくなっています。

縦位置用のノッチ

縦位置用のノッチ

縦位置用のノッチ
Leofotoの自由雲台NB-46の縦位置用のノッチは1箇所です。

クランプ部

クランプ部

クランプ部はアルカスイス互換になっていてNP-60のプレートが使用されています。

僕はNB-46を海外から個人輸入で購入したので、クランプ部分はDAC-X1というパーツが使用されていてパンニング機能がありません。Leofotoの製品は海外流通と国内流通で商品の使用が少し違っている場合が多々あり、NB-46でも一部はこのようなパンニング機能なしのクランプになっているようです。

国内正規品などはパンニング雲台(RH-2L+NP-60)が使用されているのでクランプ部分だけをパンニングさせることができるようになっています。

ちなみにNB-40やNB-34には小型のパンニングクランプであるRH-1L+NP-50が使用されていると思います。

パンニングクランプの利点

パンニングクランプの利点

パンニングをしたいだけであれば、ベース部分のパンニング機能を使用すれば用事は足りるのですが、クランプ部分が回転しないと困る場面もあります。ベース部分のパンニングを回転させるとカメラの水平が保てないという問題が発生するからです。

要するに、自由雲台のクランプ部分で水平を出した場合、ベース部分のパンニングの回転軸がクランプ部分の軸とは異なるため、ベース部分を軸に回転させるとクランプ部分の水平が保ったまま回転できないので、ベースを回転させると再度カメラの水平を調整する必要があります。

通常の撮影では、その部分の手間を我慢すれば良いだけではありますが、ノーパララックスポイントを中心に回転して撮影する必要のあるパノラマ撮影などでは影響が出てしまうので、クランプ部分のパンニングは独立している方が断然良いわけです。

パンニングクランプへの交換

パンニングクランプへの交換

NB-46はクランプ部分を交換できます。
交換するパーツは通常のパンニングクランプ(RH-2L+NP-60かRH-1L+NP-50)かレバークランプ式のPCL-60+NP-60を使用することになります。

レバークランプ

というわけで、自由雲台NB-46のクランプをレバークランプの付いたパンニングクランプに交換してみました。

クランプ部分の交換方法などについては下記の記事でまとめていますので参考にしてください。

Leofoto 自由雲台 NB-46レビュー

Leofoto 自由雲台 NB-46レビュー

Leofotoの自由雲台 NB-46を使用した感想ですが、LeofotoのLHシリーズと比較すると意外にも扱いやすい自由雲台だなと感じました。

特に重たい機材を載せている時は、LHシリーズはノブの操作を間違うとボールヘッドが突然フリーになるので扱いに注意する必要あるのですが、NBシリーズはメインのノブにもフリクション調整用のツマミにもフリクションが利かせられるので、操作間違いをしてもいきなりボールヘッドがフリーになって「ガクン」となってしまうことがありません。

メインのつまみで基本のフリクションを調整して、ほどよい抵抗で構図調整ができるようにして、構図が決まればフリクションのツマミでしっかりと固定という流れで、素早く調整が出来るのでなかなか便利です。

僕はLeofotoの自由雲台はLHシリーズをメインで使用していたので、形の違うNBシリーズの自由雲台は食わず嫌いで所有していませんでした。

しかし「NBシリーズもなかなか調子が良いですよ」という情報をいただいたので、試しに購入してみたという感じで、あくまでどんな感じかを知るためのお試しで、メインで使うことは無いかなと思っていたのですが、意外と調子が良いのでNB-46を使用する機会も多くなりそうです。

もちろん、それぞれの雲台には特徴があるので、一長一短ではありますし、用途によっても変わってくるので一概に調子が良いとは言えませんが、LHシリーズで不満を感じていた、フリクション機能や操作感などはNB-46の方が優れているというような印象です。

価格もLHシリーズよりもNBシリーズの方が安いので、LHシリーズに不満があるような人はNBシリーズを試してみるのも良いかもしれません。

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