写真を撮る際に水平垂直に気をつけたくて、カメラで使える水準器を探していました。
僕が使用しているデジタルカメラのFujifilm X-T2本体にもデジタルの水準器が付いていますが、基本的には水平のみで垂直が判断しづらいということもあり、アナログの水準器が欲しかったのです。
水準器と言ってもピンキリでかなり精度の高いものもありますが、大きさも価格もそれなりになってきます。
僕の場合はそこまでの精度は必要なく、水平垂直の目安の判断が出来れば良い程度だったので、できるだけコンパクトな水準器があればと考えていました。
そこで見つけたのがカメラの上部にあるホットシューを利用したホットシュー型水準器でした。
ホットシュー型水準器
激安水準器
ホットシュー型水準器は1辺が1.5cmほどの小型の水準器です。
カメラ上部のホットシューのカバーの代わりに使用すればカバーと水準器を兼用できるも一石二鳥的な水準器です。
どこにでも有るような何の変哲もない水準器ですが、購入当時88円で販売されていたという激安な価格で販売されていました。純正のホットシューカバーよりも安いため、もしもホットシューカバーをなくしてしまったら、代わりに購入しても良いくらいの安さです。
封筒で送ってきたとしても82円掛かるわけですから、一体どうやって送付してくるのかも気になったので興味本位で注文してみました。
配達された水準器
注文から数日後、ポストに一通の封筒が投函されていました。
Amazonで販売しているとAmazon側の手数料も必要になりますから、普通郵便で送るとどう考えても赤字になってしまうので、郵便料金に何らかの割引があるのでしょうが、それを考えたとしても全く儲けは無いと思うのですが。。。
激安な価格を表示している商品には、価格を安くすることで、安い順から表示させた時に上位に来るようにする方法が取られていて、よくあるパターンとしては送料がやたらと高かったりするのですが、これは送料無料。何故こんな値段で売られているか不思議です。
どこかにカラクリがあると思い、配送されて来た郵便局のホームページで大量に郵便物を送る際の割引について調べてみましたが、最低1,000通以上同時に発送することにより、場合によって料金が割引になります。とのことで、到底このような商品をまとめて1,000通送付しているとは思えず、ますます謎が深まったのでした。
【参考】大口・法人向け料金の計算|郵便局
ホットシュー型水準器の使用レビュー
開封
何はともあれ送付されてきた開封してみました。封筒には納品書なども無く、ただ小袋に入ったホットシュー型水準器だけでした。大きさは一円玉とほぼ同じ程度です。
Fujifilm X-T2で使用
Fujifilm X-T2のホットシューカバーを外してホットシュー型水準器をセットしてみました。
説明書きにはNikonやSonyは書かれていたのにFujifilmは無かったので少し不安もありましたが、失敗しても値段が値段ですし、三脚穴をはじめとして、カメラのパーツは同じ規格であることが多いので大丈夫だろうと思い購入してみましたが、案の定、ジャストフィットする感じです。
きちんとセットしてみました。しっかりとハマっていてガタつきもなく脱落もなさそうです。
質感は本体とは若干違いますが、見た目的にも全く主張が無く、ビューファーンダーの材質と似ている感じなので、純正のホットシューカバーよりも良いような気さえします。
水準器自体はそれほど精度が良い感じではありませんが、カメラが斜めになっているのを判断するには全く問題無く、おかげでファインダーを覗けないようなローアングルな撮影などで水平垂直を出したり、撮影時のちょっとした確認をする際にかなり便利になりました。
ホットシュー型水準器まとめ
精度が求められるような用途で使用できるような水準器では無いとは思いますが、ちょっとした水平垂直を確認するレベルであれば全く問題無い水準器だと思います。
個人的には、目立たない、大きくない、カメラと別に持ち歩く必要がないということで、かなり理想の水準器でしたので、仮に1,000円程度の価格だったとしても購入していたと思います。
この手の水準器は中国のどこかで大量生産されているものをいろいろな業者が仕入れて販売しているものと思われるので、同様の商品が同様の値段でいろいろなショップで売られていたりもします。セット売りなどいろいろな形で販売されていますが、基本的にはどれも同じだと思って間違いないと思います。
以上、Amazonで売っているとっても安価な不思議な水準器についてのレポートでした。意外となくしてしまうものなので5個セットくらいで購入しておいた方が良いかもしれません。