BEXIN
中山市宝锐摄影器材有限公司
广东中山市坦洲镇龙塘横街3号第三期厂房五楼A座A区
設立 2014年
Official Store | Aliexpress
中山市宝锐摄影器材有限公司 | 1688
贝欣|taobao
BEXINの基本情報
OEM製品の製造を主にしている写真機材メーカー。
OEMで培った経験を元にオリジナルブランドであるBEXIN(贝欣)を2014年に商標登録したようです。
ただ、一般的な機材メーカーのようにブランドを確立して展開している感じではなく、基本はOEM・ODMをメインにした会社なのだと思われます。
なので、上記の1688などのBEXINのページでも、OEMを前提としたオーダーを受け付けるようなフォームになっています。
BEXINメモ
BEXINは一応ブランドではありますが、OEMやODMが専業のようなので、日本ではあまり見かけることがありません。
ただ、OEM製品などは流通しているようで、BEXINの製品ラインナップをチェックしていると、日本でも他のメーカーで見たことのある製品もチラホラ見つけることができます。
そのうちのいくつかをピックアップしてみました。
レベリングベースLP-64
Photo via:https://detail.1688.com/offer/587454551003.html?spm=a261b.12498223.ul20190117.126.6ee817ccUn0b7N
Andoer
koolehaoda
Photo via:https://www.amazon.com/koolehaoda-Leveler-LP-64-Mounting-Adjustment/dp/B07QWFRV88
Leofoto
Photo via:https://amzn.to/2XQhBib
MENGS
Photo via:https://amzn.to/3nVcOGP
CAVIX
Photo via:https://www.amazon.com/Leveler-Bubble-Tripod-Mounting-Adjustment/dp/B07418LTBQ
Veledge
Puluz
Feichao
レベリングベースDY-60
Photo via:https://detail.1688.com/offer/620279411769.html?spm=a261y.7663282.descBanner.1.967550600pRvnP/a>
Andoer
Photo via:https://amzn.to/3nU0WF1
MENGS
Photo via:https://amzn.to/2N3VUZR
XILETU
Photo via:https://amzn.to/2N3VUZR
Leofoto
Photo via:https://amzn.to/2M2GKU8
いずれの製品もよく似ていますね(笑)
実際のところはよくわからないですが。おそらくOEM製品なのだろうなと思います。
そして僕が調べた範囲の中ではこれらのメーカーの中でOEMを承っているのがBEXINだけ、あるいはOEMを承っている他のメーカーよりも安い価格で請けているので、大元はBEXINなのではないかなという気がしています。
中国のOEMの文化
ブランド違いで同じ製品がゴロゴロ
OEM製品はいろいろなメーカーやプライベートブランドでも展開されているので、それ自体はどのジャンルでもあるものですし、それはそれで良いのだと思います。
しかし、一般的にはODMと呼ばれる方式で外観などは変えて、同じ製品とは思われないようにするのが普通ですが、このあたりの感覚はやはり中国独特の感覚なんだと思います。どこからどう見ても同じに見えるようなものが様々なメーカーで見られるというのはカッコ悪いと思うんですけどね(笑)。
このような現象は2016年くらいに中国で様々なメーカー(?)が登場した頃によく見られた現象で、Amazonなどではメーカー違いで似たような製品が大量に溢れていた時代でもありました。ゴミを大量生産する中国の悪い部分が出た代表的な例かもしれません。
流石に中国でも「これってどうなの?」「かっこ悪くない?」と思ったかどうか分かりませんが、徐々にこのような製品は姿を消しつつあります。上記のメーカーのうちのいくつかのメーカーでは既に販売終了しています。
2021年現在では一般的にメーカーとも、ブランドとも呼べないような得体のしれないところからのみ販売されるような製品になっている感じで、そこそこ名前が知られているようなメーカーはこのような製品をあまり扱わなくなりましたね。
ちょっとだけ違いのある製品へ変化
2021年現在では全く同じような製品が流通することは少なくなったものの、今度は少しずつパーツをのデザインや形状を変えてオリジナリティ感を出した製品が流通するようになってきました。
基本的な構造やスペックは似ているけれど、パーツの形状がちょっと違うので全く同じとは言えないレベルの製品が多く出回るようになっています。
BEXIN ST-424C
Photo via:https://detail.1688.com/offer/559410910676.html?spm=a261y.7663282.descBanner.28.1a29684cH9QAmT
例えばBEXINのカーボン三脚ST-424Cととても良く似ているものの、細部がちょっとずつ異なる製品があったりまします。
ARTCISE AS90C
Photo via:https://amzn.to/2NkKGR7
INNOREL RT90C
Photo via:https://amzn.to/2XQDgXs
信じられないほどの格安価格で日本でも購入者が多いと思われるARTCISEやINNORELの三脚はBEXINの三脚と良くにています。
OEMを請けているのはBEXINだけでOEMを請けているサイトの価格もその他のメーカーよりも2〜3割程度安いことを考えると供給元のような気がします。
もちろんはっきりしない部分もあるので言い切れないところもありますが、基本的なパーツやパッケージの箱などを見ると「そうなんだろうな」という気がします。
上記の画像では細かい部分が分かりづらいと思うので、下記のリンクをご確認いただければと思います。細部は少しずつ異なっているので似てはいるものの、違うブランドお製品のように見えると思います。
もちろん上記のブランド以外にも無印メーカーでも同様の三脚が見られます。
それぞれのページで確認してもらえると分かりますが、最後にあるパッケージは全く同じなのも注目のポイントですね。
こうして中国メーカーを調べていると「ほんとに作ってるのかなぁ?」と怪しく思うメーカーも多いですし、BEXINなどのように「自社工場あり!」と誇らしげに謳っていたりするメーカーもあります。
中国メーカーは2018年くらいから一見ちゃんとしたように見えるようなメーカーが増えているようにも見えるのですが、中国のモノ造りのスタイルとしては、やっぱりOEMが根底にあるのでしょうね。そんなこんなもふくめて「中国らしいなぁ」と思わずにはいられません。
今後もどのような変化を遂げていくのか、非常に楽しみだったりもします。
中国には日本ではあまり見かけることはないものの、ebayやAliexpress、taobaoや1688などではよく見かける機材メーカーもあります。
基本的には小さな会社が多いので、特に掘り下げるような情報もなかったりすることが多いのですが、そのようなメーカーでも調べてみると、意外と面白かったりするのが中国の機材メーカーだったりします。
そんな興味をそそられるメーカーの一つがBEXINです。
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