オリンパスとパナソニックなどの一眼カメラのレンズマウントの規格であるマイクロフォーサーズマウントのレンズを他のメーカーの異なるレンズマウントでも使えるようにするための変換アダプターと、他社のマウントタイプのレンズをマイクロフォーサーズで使用できるようにするための変換アダプターを集めてみました。
フランジバックとバックフォーカスの関係
レンズを取り付けるためにはフランジバックと呼ばれるレンズマウント部分からセンサーまでの距離が重要で、マイクロフォーサーズシステムのカメラの場合は20mm程度です。
このフランジバックの距離よりもバックフォーカスが長いレンズはマウント変換アダプターを介せばマウント形式の異なるカメラにも取り付けが可能になります。
つまりマイクロフォーサーズのレンズを他のカメラで使用する場合には、20mmよりもフランジバックが短いカメラに限られます。
少し前まではマイクロフォーサーズはフランジバックが一般的な一眼レフカメラと比べて大幅に短いことがメリットとされていましたが、ミラーレスカメラが各社から出揃った今ではマイクロフォーサーズのミラーレスカメラのフランジバックが一番長くなっているため、結果として、マイクロフォーサーズ用のレンズはいろいろなカメラに取り付けができるようになりました。
ただし、センサーがマイクロフォーサーズなので、他社のミラーレスカメラはフルサイズかAPS-Cサイズと呼ばれるマイクロフォーサーズよりも大きなセンサーが搭載されているので、それらのカメラにマイクロフォーサーズ用のレンズを使用した場合はケラレが出るなどであまりおすすめではありません。
その点を踏まえると、マイクロフォーサーズ用レンズを他社のカメラで使用するというのはほとんどメリットが無いため、一般的ではありませんが、逆の大きなセンサー用のレンズをマイクロフォーサーズで使用する場合はいろいろとメリットがあるため多くの変換アダプターが存在しています。
レンズ マイクロ・フォーサーズ → ボディ 他社マウント
マイクロフォーサーズ → Sony E
→ Pixco
レンズ 他社マウント → ボディ マイクロフォーサーズ
キャノンEF → マイクロフォーサーズ
→ Commlite
→ Viltrox
→ KIPON
→ Dollice
→ Haoge
→ NEEWER
→ Kernel
Nikon G → マイクロフォーサーズ
→ K&F Concept
→ GUTTY
Nikon F → マイクロフォーサーズ
Nikon S → マイクロフォーサーズ
→ TARION
ミノルタ MD → マイクロフォーサーズ
→ Beschoi
Mマウント → マイクロフォーサーズ
→ Kenko
M42 → マイクロフォーサーズ
Cマウント → マイクロフォーサーズ
→ 無名メーカー