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カメラレンズの焦点距離(35mm換算)と適した撮影用途の目安

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カメラレンズの焦点距離(35mm換算)と用途の目安

写真を撮影する際には焦点距離はとても重要です。

撮影対象に適した焦点距離のレンズを選択して撮影に望みたいところですが、数字だけなんとなく把握していても、実際に撮影する段になると、一体どの焦点距離のレンズを使用すれば良いのか、いまいちわからずにレンズの選択ミスをしてしまうこともあるかと思います。

そこで、焦点距離と撮影に適した基本的な対象物についてまとめてみました。

マクロ

マクロ

マクロレンズは接写に適したレンズです。草花のや昆虫などの小さなものを拡大撮影する場合などに使用します。

一般的にマクロレンズは焦点距離が90mm程度の中望遠レンズと兼ねている場合が多いですが、簡易的にマクロ撮影したい場合はエクステンションチューブやクローズアップレンズを使用してもマクロ撮影は可能です。

肉眼ではなかなか見ることの出来ない非日常的な写真が撮影できるため、マクロ撮影にハマるひとも多いと思います。

超広角

超広角

24mmまでの焦点距離のレンズを一般的には超広角レンズと呼ばれるものになります。魚眼レンズなども広角レンズの仲間になりフルサイズであれば8mm程度が円周魚眼レンズとなり12mm程度がフルフレームでの最も広角なレンズの目安になると思います。

広角なレンズになると通常は魚眼レンズのように樽型に歪むのが一般的ですが、最近は歪みをなくしたノーディストーションレンズをよく見かけるようになりました。

風景の撮影や建物の撮影、狭い場所での撮影に適したレンズになり、パースを活かしたダイナミックな写真が撮影できます。

広角

広角

35mm程度までの焦点距離のレンズは広角レンズとして扱われます。

景色などのスナップ撮影や、大人数の集合写真が撮影できる画角で、記録的な用途で写真を撮影する場合には非常に使いやすい焦点距離のレンズになると思います。

標準

標準

50mm程度の焦点距離のレンズは標準レンズと呼ばれます。

一般的に実際の見た目と近い画角の写真が撮影できると言われていて、最初に使用するレンズで悩むのであればこの焦点距離のレンズを購入しておけば困ることはまずないと思います。

室内などの狭い場所や大人数での集合写真の場合は画角が狭いと感じることがあると思いますが、数人のスナップや町並みなどの撮影では一番使いやすい焦点距離になると思います。

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中望遠

中望遠

85mm-100mm程度の焦点距離のレンズは中望遠レンズと呼ばれます。

画角が狭くなる分、どういう構図で撮影するかによって同じものを撮影しても印象が大きく変わってくるため、景色を切り取るという楽しさのある焦点距離になります。

被写体から離れて撮影できるので、人物撮影などではカメラを意識させない自然な表情の写真が撮影できるようになり、子供のスナップ撮影などでも活躍してくれます。背景のボケも大きくなってくる焦点距離なので人物撮影などのポートレート用途として最適です。

被写体の歪みも少なくなり、離れて撮影できるため機材の影が被写体に落ちないなどの理由から、ブツ撮り写真でも使われることが多いです。

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望遠

望遠
100mm〜以上の焦点距離のレンズを一般的に望遠レンズと呼びます。

遠くのものを大きく撮影するためのレンズなので、焦点距離が長くなればなるほど遠くの物を拡大して撮影できるようになります。

保育園や幼稚園の運動会であれば200mm以上、小学校の運動会であれば300mm以上であれば安心して撮影できると思います。野鳥などの小鳥になると600mm以上は欲しいと思われます。

望遠レンズになると、望遠レンズならではの圧縮効果なども得られるので広角レンズや標準レンズとはまた違った楽しみ方ができるとおもいます。

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超望遠

超望遠
300mm以上の焦点距離のレンズは超望遠レンズと呼ばれます。

近くには寄れない航空機や野鳥などの撮影で使用されることが多いレンズです。レンズ自体も大きくなりますが、極端な圧縮効果の効いた独特な写真が撮れるのも超望遠レンズの魅力でもあります。

レンズの焦点距離と用途についてのまとめ

レンズはズームレンズがあれば便利に焦点距離を調整して撮影ができるのでレンズの数を増やさなくても良いというメリットがありますが、ズームレンズですら、広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの俗に言う大三元レンズが無いと、狙った画角での撮影ができずに困ることになります。

単焦点レンズにこだわればなおさらその問題は大きくなります。しかしながら撮りたい写真を撮影するために焦点距離にこだわればこだわるほど、納得のできる写真が撮影できるというのもまた事実なので、レンズ沼と解っていても、ついつい新しい焦点距離のレンズに手を出してしまうことになるのですが、それもまた写真の楽しみの一つなのですね。

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