運動会の撮影のポイントについてまとめてみます。
子供の運動会を撮影できるのは一般的には保育園や幼稚園、それから小学校までかと思います。
最近は中学校の運動会も親が参観したりもするそうですが、小学校までと考えると運動会は年に一度の行事ですから、保育園から小学校卒業までを数えても通算でも10回程度しか撮影のチャンスありません。
しかしながら子供にとってはメインの行事ですし、親にとっても一大イベントである運動会ですから、限られたチャンスの中で、できるだけきちんとした写真を撮影したいと誰しもが思うはずです。
運動会の写真撮影を成功させるには事前の準備と運動会ならではのポイントを押さえておくことが大切ですが、基本的にはぶっつけ本番で望まなくてはいけないわけで、なかなか思うような写真を撮影するのは難しいのが運動会です。
毎年毎年「もっとちゃんとした写真を撮ってあげたい」と思いつつも、失敗と反省の連続です。
もう運動会の写真撮影で失敗はしたくないということで、少しでも良い運動会の写真を撮影するために、必要な準備や撮影のコツ、ポイントなどをまとめてみました。
運動会の一般的な撮影機材事情について
写真撮影はスマートフォンが主流
近頃は周りのお父さんお母さんを見ても、いわゆる一眼カメラを持っている人は非常に少ない印象です。写真はもっぱらスマートフォンやタブレットで撮影する人が多くなっていて、一眼レフやミラーレスカメラで撮影している人は少数派になっています。
スマートフォンやタブレットでも、保育園や幼稚園の運動会くらいの近い距離であればそれなりに撮影できると思いますが、スマートフォンやタブレットのレンズは基本的に広角なので、子どもたちは小さく写ってしまって、大写しの躍動感のある写真はまず撮影できません。
写真の画質に関しても、スマートフォンで見る分にはそれなりに綺麗に見えて一眼レフやミラーレスカメラと遜色のない写真が撮れるようにも思えます。しかし実際は一部を拡大したりすると画質には大きな差があるのです。
そんなことは僕が力説しなくてもいろいろな方が言っていることではありますが、日頃から写真を趣味にしているような人でない限りは、そこまでカメラ機材にこだわらないというのが普通のようです。
そんなわけで、数少ない一眼レフやミラーレスカメラで撮影している人の多くも、祖父と思われる年輩の方だったりすることが多く、カメラ業界全体の衰退が運動会でも感じ取れる今日このごろです。
人気のカメラはマイクロフォーサーズ
人気のカメラはオリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズを使用している人が圧倒的に多いです。このあたりはマイクロフォーサーズというコンパクトなシステムと価格も手頃というところに理由があるでしょうし、お父さんよりもお母さんがカメラを持っていることも多く、女子を意識したオリンパスやパナソニックの戦略の成功も伺えます。
時点でソニーのα6000シリーズも多いですが、こちらはお父さんが持っている印象です。Canonのミラーレスも比較的多いですが、Nikonはガチな年輩の方が多いような印象です。
僕が使用しているフジフイルムは残念ながらあまり見かけませんね。
マイクロフォーサーズは画質的にはフルサイズやAPS-Cと比べると劣りますが、日中の晴れた日であれば十分な画質が得られるでしょうし、センサーが小さい分、ンパクトですし、望遠にも強くなるので運動会向きなカメラと言えるかもしれません。
写真撮影よりもハンディカムで動画撮影が多い
運動会では写真よりも動画を撮影している人が圧倒的に多いです。
近頃のハンディカムは手ブレ補正も強烈ですし、高倍率ズームが効かせられるので運動会向きな仕様になっているというところもポイントだと思います。
4Kで撮影できるハンディカムも増えましたから広角に撮影しても子供の顔が鮮明に映るというのも動画で撮影する人が多い理由だと思います。
ただし、僕は基本的に動画は撮影しません。動画に関しては奥さんがスマートフォンで適当に撮影している程度で十分だと思っているからです。
一眼カメラなどで動画を撮影するとFHDでも1分で1GBくらいの容量になりますし、4Kでの撮影になると更にその4倍の容量が必要になるわけです。
容量だけの問題ならHDDに保存しておけば良いのですが、観ようと思っても重すぎて普通の環境では観られないという現実があります。加えて、大昔から言われていることですが「動画は観ない」というのが常でもあります。
きっと子供が大きくなった頃に観れば楽しいものだとは思いますが、我々が子供だった頃に撮影さていたのはた8ミリビデオテープたったことを思うと、今普及している動画形式さえ、20年後にはどうなっているかさえ分かりません。
結局の所、動画を撮影してもほとんど観ることがないのです。実際問題で自分が子供の頃の運動会の映像なんて観てないですよね?
そんなわけで、僕は写真さえしっかり撮影しておけば、跡は脳内で動画を再生すれば良いだろうという考えのもと動画は撮影していません。
実際問題で、上の子供が小学校二年生になりますが、保育園の運動会などの動画を見返すことは無いに等しいですし「写真だけで十分」だという自分の判断は間違っていないと確信しています。
まぁそれは僕が写真派というだけの話であり、動画で記録しておきたいという方々の気持ちももちろん理解できますので、そのあたりはそれぞれの価値観で記録していくのが良いかと思います。
運動会の写真撮影で必要な機材
一眼カメラ
運動会での写真撮影で揃えて置きたい撮影機材について、確実に必要な機材、有った方が便利な機材などいろいろあるので、それぞれに運動会での写真撮影の経験を踏まえつつポイントをまとめてみます。
何はともあれ一眼レフでもミラーレスでも良いですが、スマートフォンではない「ちゃんとしたカメラ」を用意することが大切です。
子供の写真はちゃんとしたカメラで残しておいた方が絶対に後悔しないはずです。
僕は子供の動画を撮影しなかったことに関しては全く後悔はしていませんが、過去に子供の写真をスマートフォンで撮影していたことに関しては非常に後悔している点です。
幸い祖父がプロカメラマンということもあり、しっかりと赤ちゃんの頃の写真も一眼レフで撮影された写真が残っていますが、僕が撮影したスマートフォンの写真の画質は非常に悪くて見るたびに後悔の念に襲われることになります。
ちゃんとしたカメラと行っても、いきなりフルサイズカメラは扱い的にも価格的にもハードルが高いでしょうが、APS-Cやマイクロフォーサーズであれば、コンパクトなサイズですし価格もそれほど高くないので、子供の運動会を理由に購入してしまった方が良いと思います。
下記のリンクで価格を確認すると分かりますが、ズームレンズ付きでも6-〜7万円程度で十分に高画質なミラーレス一眼カメラが手に入ります。
逆に言うと、幼稚園や保育園の運動会であればポジションさえ間違わなければスマートフォンなどでもそれなりに様になる写真を撮影できると思いますが、小学校の運動会になると子どもたちが遠すぎてスマートフォンでの撮影はかなり厳しくなります。
百歩譲ってスマートフォンで撮影できたとしても、ほとんどが広角で遠くから撮影したような写真になってしまい、枠から飛び出してきそうなくらいの躍動感ある迫力満点な写真はスマートフォンでは絶対に撮影出来ないと言えるでしょう。
レンズ
ズームレンズ
運動会の撮影で必要不可欠なのは望遠レンズですが、子供のアップばかりの写真だと変化がなくなってしまうので、望遠だけでなく広角な写真も撮れるズームレンズを使うことになると思います。
いわゆる便利ズームと呼ばれる広角から望遠までの焦点距離の範囲が広いズームレンズであれば、広角で運動会全体の雰囲気を撮影したり、子供のアップを撮影したり変化の大きな写真を撮影することができます。
運動会に適した焦点距離
僕が子供の運動会で使用してきたレンズで最適な焦点距離の目安は下記のとおりです
● 小学校の運動会(標準的な運動場の広さ)
フルサイズ換算 100mm-600mm
APS-C換算 70mm-400mm
マイクロフォーサーズ換算 50mm-300mm
● 保育園・幼稚園の運動会(体育館や園庭)
フルサイズ換算 50mm-300mm
APS-C換算 35mm-200mm
マイクロフォーサーズ換算 25mm-150mm
小学校の運動会では前年にフルサイズ換算80mm-300mmで撮影に臨んたところ、もう一踏ん張り欲しいという状況が多かったため、新しくフルサイズ換算で150mm-600mmのズームレンズを追加した上で更に1.4倍のテレコンバーターを追加して撮影をしてみました。
結果として、校舎の二階から運動場の向こう側面に座っている子供を撮影しても、画角一杯に全身が写せるくらいの望遠になり、どこからでも手が届く装備となりましたが、少々やりすぎな感じになってしまったというのは否めませんでした。
一般的な小学校の運動場での撮影には100mm-600mmくらいの焦点距離のズームレンズが使い勝手が良いと思われます。
保育園・幼稚園の運動会は体育館で行われたり、園庭が狭かったりするので、子供との距離は非常に近くなります。そのためフルサイズ換算で80mm-300mmでも十分過ぎるくらいにアップで撮影できます。
逆に広角側がもう少し広い方が良いなと感じる場面も多いくらいなのでワイド側は少なくとも50mm、贅沢を言うのであれば35mmくらいの焦点距離があれば、会場の雰囲気を含めた写真が撮影できると思います。
特に体育館などは後ろに下がれないので横断幕や集合写真などはフルサイズ換算で50mmだと収まりきらない可能性が高いです。
フジフィルム(APS-C)の場合
ちなみに僕が使用している富士フィルムのX-T2というカメラははAPS-Cサイズのカメラです。
フジフィルムのレンズのラインナップで運動会向きと思われるのが下記のレンズになります。
● 小学校の運動会(標準的な運動場の広さ)
小学校の場合は、子供の距離が遠いのでなるべく望遠レンズを使用したいところです。
実際問題でフルサイズ換算で広角側が150mmだったとしても十分に会場全体の雰囲気が判るような写真が撮影できると思います。
● 保育園・幼稚園の運動会(体育館や園庭)
保育園や幼稚園の運動会の撮影レンズは圧倒的にXF50-140mmですね。明るいレンズなので体育館などの香料が少ない場所でもシャッタースピードを稼げます。
価格とレンズの大きさ、あと贅沢を言うのであれば広角側がもうひと踏ん張りあれば良かったというくらいでそれらを我慢できれば一択で間違いないかと思います。
体育館の場合は明るいレンズ(F2.8以下)
小学校の運動会を体育館んでやることはあまり無いかと思いますが、保育園や幼稚園の運動会は雨天決行できるように体育館で開催するところも多いようです。
御存知の通り、体育館の中は屋外に比べてかなり暗くなります。雨の日だとなおさら暗くなります。
運動会の場合はシャッタースピードを落とすわけにはいかないので、絞りを開けるか、感度を上げて対応させるしかありません。
感度を上げればシャッタースピードは稼げますが、写真にノイズが出て荒くなってしまうのが問題になるため、できるだけF値の小さな明るいレンズを使用するというのもポイントになるかと思います。
ただし、留意点としては、F値を小さくして開放で撮影すると被写界深度が浅くなるので、被写体がカメラに向かってくるような動きに対しては弱くなるので、なるべくカメラに対して平行に移動するような位置から撮影することになります。
もちろん明るいレンズでなくてもフラッシュ撮影であればシャッタースピードは稼げますが、現場に派遣されているプロカメラマンの撮影の邪魔をしてしまうことにもなりかねませんし、バシャバシャと連続してフラッシュを光らせるというのも撮憚れるので、フラッシュ撮影はしないというのを基本に考えなくてはいけないと思います。
実際問題で子供が通っている保育園の運動会ではフラッシュ撮影をしている人は居なかったと思います。
三脚または一脚
日中の撮影で、シャッタースピードも上げられるということで三脚はなくても撮影できるとは思いますが、望遠レンズを使うのであれば三脚は必須です。
というのも望遠レンズの場合は少しのカメラの動きでも大きく画角が動くのですぐにフレームアウトしてしまうので三脚がないとまともに被写体をフレームに収めるのが難しくなります。
なので望遠レンズで子供を狙う場合は、三脚にしっかりとカメラを据え置いて撮影するというのが基本になると思います。
少し大げさな装備にはなりますが、三脚だけでなく動画用のビデオ雲台を使用すると望遠レンズでも動体を負いやすくなるでしょう。ビデオ雲台を使用するのは望遠レンズで野鳥を撮影したりする人にとっては標準装備ですが、運動会の撮影でも活躍すると思います。
ただ、多くの人が居る中での三脚の使用は一般的には嫌がられますからあまり現実的ではないかもしれません。
我が子の小学校の運動会でも三脚を使用する人はいますが、写真席の最前列で低い位置から邪魔まにならないようにするか、少し離れた場所から撮影するかになります。保育園や幼稚園の場合は三脚を禁止しているところも多いかと思います。
三脚が使用できない場合には一脚がおすすめです。一脚を使用したことがない人からすると一脚の使用方法がよくわからないかもしれませんが一脚があるだけでも手持ち撮影よりはずっと安定してブレを防げるようになりますし、人混みでも邪魔にならないので、運動会の撮影では絶対必須のカメラ用品の一つです。
脚立
保育園や幼稚園の運動会では会場全体の人数が少ないのと子供たちとの距離が近いので、撮影場所を選ぶのも難しくはないので脚立は必要ないかもしれませんが、小学校の運動会の場合は、人数が保育園や幼稚園の比ではないので、場所取りが出来ないと撮影が絶望的な状況になります。
そんな時に便利なのが脚立です。脚立があれば人混みの後ろからでも撮影ができるようになるのです。踏み台程度の高さになる小型の脚立で十分なので、荷物に余裕がある人は脚立を用意しておくと大いに役立つはずです。アルミ製の軽量な脚立がおすすめです。
脚立は椅子代わりにもなるので撮影以外でも便利だと思います。
運動会の写真撮影の事前準備
良い写真が撮影出来るかどうかは事前の準備が非常に重要です。
プログラムを確認しておく
事前にプログラムをしっかりと確認しておきましょう。
保育園や学校にもよるとは思いますが、子供の出番やどのあたりで競技するのかなどの情報を事前に教えてくれたりもするので、プログラムを確認しておくと協議が始まる前からスタンバイ出来てベストポジションを確保しやすくなります。
さらに競技の内容を子供に聞いてリサーチしておけば、子供の動きなども事前に把握できるため、どのような撮影方法が良いのかを検討しやすくなります。
レンズの選択も間違わなくなりますし、バッテリーやレンズ交換のタイミングも子供の出番が無い時を狙ってできるようになります。
予備のバッテリーと予備のSDカード
予備バッテリーと予備SDカードを準備しておくと万が一の時でも安心です。
恥ずかしながら予備バッテリーやSDカードを忘れてしまったこともあります。結果、満足に写真を撮影できない最悪な状況を迎えることになります。
撮影時に最も避けたいのがバッテリーを気にしての撮影になるので、僕の場合は予備バッテリーを3個は必ず準備するようにしています。撮影中にバッテリーが気になると集中できないので、結局縦位置グリップタイプのブースターまで使用するようになりました。
狙いたい瞬間は一瞬ですから、決定的瞬間を確実に写すためには常に電源をONにしておく必要があるので、バッテリーは極力余裕のある状態で撮影に望みたいものです。
SDカードに関しては近ごろは大容量のものも安くなっているので、RAWで撮影しない限りは保存できないほど撮影することは無いでしょうが、カメラに挿しっぱなしだったりするような人の場合は、容量が一杯になっていたりして肝心な時に撮影できなくなる、なんてことも考えられます。
SDカードの挿し忘れもよくある失敗なので、当日慌てなくて良いように、前日のうちにバッテリーの充電とSDカードが挿されているかどうか、撮影出来るかどうかは必ず確認しておくよようにしましょう。
レンズ保護フィルターは必須
レンズを購入するとレンズの一番前に取り付けるレンズ保護フィルターはほとんどの人が取り付けるかと思いますが、もしもレンズ保護フィルターを取り付けていない人も、運動会当日までにはレンズ保護フィルターは取り付けるようにしましょう。
というのも、運動会ですから、街で撮影するのとは比べ物にならないくらいに土ぼこりが舞っています。突風などで土ぼこりの塊に襲われることもあります。可能であればレンズ全体を覆うようなカバーが欲しいと思うくらいなので、レンズ保護フィルターは必須です。
ちなみにレンズ保護フィルターにはレンズに適合するサイズがありますから、レンズの前面に刻印されているφの情報をを見てレンズに適合したサイズを購入するようにしましょう。
防塵防滴仕様のレンズだと問題ありませんが、防塵防滴でないズームレンズだったりすると隙間に土埃が入ってしまってズームするたびに嫌な音を立てるようになるなどの不具合が出ることも考えられます。レンズ用のカバーも備えておくと安心です。
運動会本番の写真撮影のコツとポイント
子供だけではなく全体も撮影しておこう
運動会の写真はどうしても我が子の写真がメインになりますが、せっかくですから会場全体やお友達の写真なども一緒に撮影しておくと良いと思います。
というのも、同じクラスや同級生の写真は、子供の友達でもあるわけですから、学校を卒業した後にも見直すことを考えると、できるだけ多くのお友達が写っているとより見直す楽しみが多くなるというわけです。
ドアップで迫力のある写真を狙いたくもなりますが、ある程度全身が写っているもののほうが、躍動感を感じたりもするので、一辺倒にならずにズームを活用して様々な画角で撮影するように意識したいところです。
他人の子で練習する
徒競走など子供が走るコースが決まっている場合には自分の子供の出番が来るまでの間は他の子供を撮影して練習しておきましょう。
露出やシャッタースピード、画角などは、実際にその時の状況で調整する必要がありますから。他人の子で調整しておくと大切な瞬間を確実に撮影することができます。
置きピンなどをする時にもお友達で練習しておくと失敗は防げるのではないかと思います。
場所取りに関して
観戦に関しては場所取りは非常に重要ではありますが、保育園や幼稚園、小学校の運動会では、競技中の学年の父兄のために優先席を用意してくれていたりもするので、場所取りで悩むようなことはあまりないかもしれません。
事前にしっかりとプログラムなどを確認して、子供がどの位置で競技を行うかの情報さえあれば、見当外れな場所から撮影するような自体になることはあまりないと思います。
特に子供が小学生であれば、事前に子供からより詳しい情報を得ることもできますし、どんなに混み合っていても、基本的にはみなさん自分の子供の競技が終われば立ち退いてくれますから写真撮影のためだけに慌てて場所取りをする必要は恐らくありません。
一つの場所にこだわらない
一箇所で写真撮影し続けると、いくらズームで画角を切り替えたとしても、似通った写真が多くなってしまいます。
また、時として背中ばかり向けられることもあるかと思います。そんな時には、たとえ事前に場所取りしてあったとしてもこだわらずに、ベストポジションを探して場所を変えながら撮影を続けるのが正解だと思います。
撮影している場所の変化が大きければ大きいほど、変化のある写真が多くなり、見ていてとても楽しい写真が多くなります。
徒競走の写真撮影の場所取り
徒競走のコースは直線タイプとコーナータイプがあるかと思います。
直線タイプはゴール前で子どもたちが向かって走ってきてテープを切る瞬間を撮りたいところですが、シャッタースピード上げようとして開放で撮影したりすると被写界深度が浅くなって、ピンぼけ写真を撮影してしまうリスクが高くなります。
正面から撮影する場合はなるべく絞った状態で被写界深度を深くするなどの工夫が必要になります。正面からの撮影は基本的に難しくなってしまうので、少し斜めに見えるくらいの位置から撮影した方が良いかと思います。
コーナーを曲がるタイプの徒競走の場合はコーナーに置きピンしておけば、かなり失敗を減らすことができると思います。コーナーは躍動感が出やすい場所でもありますから徒競走で良い写真を狙うのであればコーナーでの置きピンが絶対的におすすめです。
運動会の写真撮影まとめ
子供の運動会での写真撮影のポイントやコツについてまとめてみました。
冒頭にも書きましたが、事前の準備をどれだけしっかりやるかで結果は大きく変わってくるかと思います。
運動会は年に一度のチャンスしかありませんし、子供が小さいうちにしか撮影出来ないものですから、失敗してしまっては子供にも申し訳が立ちません。
なので、しっかりと準備をして失敗のないように備えるというのが運動会の写真撮影では最も重要なポイントと言えるでしょう。