Fittest
深圳市众杰影视器材有限公司
深圳市光明新区华发北路15号丰业大厦9楼
設立 2016年
http://www.fittestphoto.com/
Fittestの基本情報
三脚や雲台、写真用アクセサリー機器をメインに取り扱うメーカー。
前身の会社として「深圳龍傑精密機械電気設備有限公司(2009年設立)」があり、テレビ映像関係とのつながりがあるようです。
ホームページは一応メーカー然としてはいますが気になる点ももあります。中国企業では、自社工場を持つような会社だと、工場の写真を公開していたり、規模がどれくらいであるかを誇らしげに誇示したりするのが一般的ですが、どこにもそのような情報が無いのです。
その点からなんとなくですが、おそらく製造は別で行われていて、ブランドだけ確立して展開しているのではないかと思われます。
Fittestの製品
Photo via:http://www.fittestphoto.com/
製品はカーボン三脚、ミニ三脚、自由雲台、L字プレートなど、三脚・雲台メーカーのスタンダードなラインナップで展開されています。
多くの中国メーカー同様に、スリムなセンターポールレスのカーボン三脚やRRSタイプの自由雲台が主力製品のようです。
製品の購入
特定のショップで販売しているという感じではなく、販売店を通して、ebayなどでゲリラ的に販売がされていて、正式に流通させているところはまだ多くないような印象です。
もちろん、日本にも代理店はなく、日本のAmazonでも数えるくらいしか出品されていません。(2021年2月現在)
Fittestメモ
Buddiesmanに吸収?
FacebookにはFittestのページがあります。
https://www.facebook.com/fittestphoto
URLを見てもfittestphotoでわざわざ取得しているようなのですが現在ではBuddiesman Chinaに名前が変更されています。
ところが、2020年6月12日を境に、Buddiesmanの製品を投稿し始めるようになりました。
会社を調べても全く違う会社ですし、代表者の名前も異なるので「妙な動きだなぁ」とは思いましたが、Buddiesmanの社長は業界では有名な人(Sunwayfotoの共同設立者 → MARSACEの共同設立者)なので、Fittestの中の人と繋がりがあっても珍しいわけではありません。
また現在では公式ホームページもきちんと動作していないようで、今後の動向が気になるところです。
RRSリスペクト
Photo via:http://www.fittestphoto.com/
FITTESTの自由雲台の FITTEST X4 は気がつく人はすぐに気がつくかと思いますが、なかなか攻めたデザインになっていますね。
未来的なテーブル三脚
現在では特に目を引くような製品をリリースしている感じではないFITTESTですが、上記のような未来的なテーブル三脚(FITTEST Mini-X)も推していた時期がありました。
OEM臭がしないでもないですが、価格も2,500円程度で安いので個人的にはとても興味のある三脚です。
まとめ
今後の展開が気になるところですが、Facebookのブランドページの展開を考えても、今後はBudiesmanの中国の販売店として活動していく傍らで、FITTESTの在庫もさばいていくというような流れで展開がされていくのかなと思います。
2020年あたりから、中国のトレンドとして、センターポールレスのスリムなカーボン三脚などが流行り、多くの新興メーカーがロゴだけ変更したような製品を販売するようになりました。それと同時に、価格破壊も進んでいるような印象です。
2016年あたりから多くのメーカーやブランドが乱立されてきたものの、そろそろ飽和状態になっていて、今後は淘汰されていく方向になるのかなと感じています。
実際問題で、カメラ市場が年々大幅に縮小していく中で、カメラよりもさらに市場規模が小さな三脚・雲台の業種において多くのメーカーやブランドが似たような製品で乱立しあうというのは、どう考えても不自然な状況ですからね。
今後は現在の状況に気がついていち早くオリジナル性のある製品を作るようなメーカーしか生き残れないのではと思っています。
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