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B&Hで写真機材を個人輸入で購入する方法(注文方法と関税)

更新日:

アメリカの写真映像機器販売サイトのB&Hから個人輸入で機材を購入する方法をまとめています。

B&Hはアメリカのサイトなので、全て英語の表記とドル決済になりますし、何かトラブルが合った場合のやりとりも英語になりますが、そのあたりの壁を乗り越えることができるのであれば、写真や映像機材を購入する際に思わぬ掘り出し物価格で目当ての製品を購入することができるかもしれません。

写真映像機材は海外から個人輸入した方が安い物がある

写真映像機材は海外から個人輸入した方が安い物が多い

世の中には日本国内で買うよりも海外から個人輸入した方が安い物がたくさんあります。

写真や動画機材なども例外ではなく、海外の販売サイトでは日本の価格よりもかなり安い値段で販売されている場合があります。

海外の写真や動画機材の販売サイトと言えばB&H(Bhphotovideo)です。B&Hは米国ニューヨークを拠点とする映像機器専門の量販店で、写真映像音響機器なら無いものは無いと思えるほどの品揃えを誇るショップです。日本人であっても写真や映像に関わる人であれば知らない人はいないと言えるくらい有名なショップです。

もちろん販売されている物の全てが安いわけではありませんし、税金や送料、決済手数料などを考えれば、販売価格を見て日本の価格よりも安い場合でも、最終的には高くなってしまうこともありますし、安くても日本に発送してくれない製品もあります。

それでも安い製品は日本の価格の半額くらいで売られていたり、普段の価格は高くても、B&Hは在庫を抱えないようにするためか、容赦なく値下げして見切り販売したりすることもあるので、信じられないくらいのバーゲン価格で販売されたりすることもあるので、時々チェックしておいて損はないショップです。

僕の場合、海外から何かを購入する時はebayを使用することが多いのですが、少し値の張る製品の場合はとりあえず巡回サイトとしてB&HやAmazon.com、ADRAMAあたりの価格をチェックするようにしています。

今回もB&Hのページを眺めていると、僕の大好きな中国のカメラアクセサリーメーカーであるLeofoto(レオフォト)の一部の製品の価格が異常に安いことに気が付いたので、以前から気になっていたカーボン三脚を購入しました。

日本ではまだ販売されていないモデルだったので日本の価格との比較は難しいのですが、同じシリーズでワンサイズ小さなモデルで67,000円(ヨドバシ価格だと90,000円)する三脚なので、日本で販売されていたとするならば少なくとも80,000円以上はすると思われる三脚です。

その三脚が407ドルで販売されていたのです。税金や送料、決済手数料などを考えても50,000円程度になるものと思われます。仮に日本でセール時に購入しさらにポイントなどを駆使したとしても日本では購入できないような圧倒的に安い値段だったので「これはチャンス!」とばかりに衝動買いしてしまったというわけです。

そんな掘り出し物価格が時々登場するB&Hですが、せっかく機材を購入したので、B&Hでの購入方法についてまとめておくことにしました。海外からの通販で個人輸入で写真映像機材の購入を考えている方の参考になれば幸いです。

参考 B&H Photo Video Digital Cameras, Photography, Camcorders

B&Hで機材を購入する方法

B&H

B&Hのユーザーインターフェースは当然のように全て英語ですが、日本でもよく見る一般的なWEBショップと同じようなレイアウトになっているので、英語が理解できないとしても特に迷うことはないかと思いますし、中学生レベルの英語が理解できれば問題ないとでしょう。

購入したい商品をカートに追加する

欲しい製品を追加

購入したい商品が見つかれば、商品写真の横にある「Add to Cart(カートに追加)」ボタンを押すと商品がカートに追加されます。

カートを確認する

カートを確認する

商品をカートに追加すると上記のような画面になります。

カートに追加したものと関連の深い製品を紹介してくれます。他に購入したいものがなければ青地の「View Cart(カートを見る)」ボタンをクリックすると「MY CART(カート)」のページへ移動します。

まだ買い物を続けたい場合はグレーの部分をクリックすると、元の画面に戻ります。
カートを確認する

元の画面に戻った場合もカートに追加された商品のボタンが白地に変わっていて、文字も「View Cart(カートを見る)」に変わります。このボタンを押すと「MY CART(カート)」のページへ移動します。

MY CART(カート)のページで購入する商品と支払い方法の確認

MY CART(カート)のページ

MY CART(カート)のページでは今現在のカートの中にある商品の確認と、税金や配送方法などの選択をする必要があります。

1.保険

落下や水濡れに対する保険を掛けることができます。必要の無い場合はチェックを入れなくて大丈夫です。

僕自身は国内で購入する際にもこの手の保険には加入しないので、やり取りが面倒な海外通販では利用したことがありません。

2.発送国を選択

商品を発送する国を選択します。
日本の場合はJAPANとなります。

3.関税と税金の支払い方法

DUTIES & TAXES(関税と税金)
How would you like to pay?(支払い方法は?)

個人輸入で外国から商品を輸入する際には関税と税金を支払う必要があります。

関税は製品によって税率が異なっていますし、金額によって税金も変わってきます。詳しくは税関のサイトで一覧表があるのでそちらで確認するのが間違いないと思いますが、カメラ機材の場合は購入価格の10%前後と考えておくと、税金や手数料の金額を見て驚くというようなことは無いと思います。

参考 個人輸入通関手続

● I'll HandleMyself(自分でやる)
● Fast & Easy Pre-Pay(速くて簡単な先払い)

選択できるのは上記の2つです。

「I'll HandleMyself」は商品を受け取る際に課税されます。要するに後払いです。

事前に課税額が判りづらいため、思っていたよりも多く課税されて驚くようなことがあったりもしますが、前述したようにカメラ機材の場合はそれほど関税が高くないので、関税と消費税込みで購入金額の10%前後を想定しておけば、税金が高くて驚くというような自体は避けられると思います。

「Fast & Easy Pre-Pay」は予め配送業者に支払っておく方法で、受取時に税金を支払う手間がありません。また事前に大まかな金額が判るので、配達されてから税金を知って驚くということもありません。

製品によって「I'll HandleMyself」しか選べない場合がありますが、僕は先払いが選べたとしても「I'll HandleMyself」を選択しています。

また、ebayなどで中国の業者から購入すると、実際に購入した金額よりも低い申告価格で配送されてくるというようなことがあるようですが、B&Hの場合は購入した金額で申告されます。

4.払い方法の選択

クレジットカードで支払う場合は「Begin Checkout(支払を始める)」ボタンを押します。

PayPalで支払う場合はペイパルのロゴボタンをクリックします。今回はクレジットカード決済をしたので「Begin Checkout(支払を始める)」を押しました。

購入手続き

アカウントの作成

B&Hで購入するためにはアカウントが必要です。
Check Out as a Guest(ゲストとして購入する)」ボタンを押します。

発送情報の入力

発送情報

発送情報などの必要な情報を入力します。
入力は全てローマ字で入力し、カタカナや平仮名、漢字などは使用できません。住所も英語表記で入力します。

英語表記の住所が分からない方は下記のサイトが便利です。

参考 住所を英語表記に簡単変換 - 君に届け!

入力が終われば「View Shipping Options(発送条件を見る)」ボタンを押します。

発送方法の選択

発送方法の選択

発送方法を選択できます。
特に急ぎでなければ安い配送方法が良いでしょう。個人的にはDHLよりもFedExが好きですが、今回はDHLの方が安かったのでDHLを選択しました。

FedExもDHLも一般的にクーリエと呼ばれるもので、EMSなどと比べると料金は高いですが、在庫がある場合は数日で配達されますし、トラッキング情報も詳しく得られるので、海外から高価な商品を個人輸入する場合には保険と思ってFedExやDHLなどのクーリエを選択した方が良いと思います。

発送方法を選択したら「Continue to Payment(支払いを続ける)」ボタンを押します。

支払い方法の選択

支払い方法の選択

支払い方法を選択します。
クレジットカードでの支払いかペイパルでの支払いになります。

僕はペイパルのアカウントも持っているのでebayなどで購入する際にはペイパルを使用していますが、今回はクレジットカード払いをしてみることにしました。

クレジットカード情報と請求先の住所、ついでに配送先の住所にも間違いがないか確認しておきましょう。

問題が無いようであれば「Revie Your Order(注文を確認)」ボタンを押します。

注文を確認

注文を確認

注文を確認する画面です。
今まで入力してきた情報の総まとめが表示されます。

問題ないようでしたら、支払い条件について確認します。
goolge翻訳すると下記のような内容です。

この注文に関する出荷に対して全ての関税、税金この注文を輸出する際、国際インコタームズに規定されているすべての政府手数料および宅配便手数料を含む、すべての関税、税金、VAT、および仲介の責任をすべて受け入れることを理解します。
返送、およびすべての元払い料金が発生するものとし、未配達の小包についてB&Hから権利を得る可能性のある手数料から差し引かれます。

要するに、税金とか関税とか、配送業者の手数料とかいろいろ掛かるけど全部あなたの責任で払ってね。返品する時は発送した時の状態のものに限るし返金は送料とか諸々の費用を差し引くよ。ってな感じです。

それから支払いはUSDでの決済になるからね!ってことも重要です。もちろん両替はカード会社がやってくれて、クレジットカード会社のレートで換算されて自動的に円で引き落とされるので何もしなくても良いでしょう。

ただレート的にはあまり利用者には優しくありません。購入時のレート+2円くらい円安で換算されると思っておくと間違いないでしょう。(例: 1ドル=110円時に500ドルの買い物。500ドル x 112円 = 56,000円)くらいですね。こちらもクレジットカードを利用する便利さと保険料金と思って納得しましょう。

さらにこの金額に関税と地方消費税、クーリエ手数料などが上乗せされていくわけですが、上にも書いたようにカメラ機材であれば上記の金額の10%程度と思っておけば驚くほど違うということは無いと思います。

同意したくなくても同意しなければ購入できないので「Agree(同意)」ボタンを押します。

注文確定ボタン

同意すると「Place Order(注文を確定する)」ボタンが有効になるのでボタンを押します。

注文完了

注文完了

これにて注文完了です。
先程登録したメール宛にも注文完了の明細メールが届きます。

あとは商品到着を待つだけです。発送情報などはメールの下部にある「Check Order Status(注文状況を確認する)」から知ることができます。

配達完了!

DHL

購入後はステータスが変更されて、発送の連絡がやってきます。
今回はDHLでお願いしたのでDHLから連絡が来ました。

ちなみにDHLは入管処理が終わると日本の業者に荷物を引き継ぎます。多くの場合は佐川急便が引き継ぐことが多いですね。

配達完了!

無事に荷物を付け取り完了。発送されれば数日で届くものと思います。

税金など諸費用

税金など諸費用

ある程度、値段の高いものを購入すると、荷物の受取時か後から税金を請求されます。一般的には16,666円以上のものだと関税が掛けられます。(条件によりなので一概には言えないですが。)

今回は余裕でこの金額を超えているので、もちろん税金を徴収されました。配送業者が建て替えている場合が多いので、そのまま配送業者に支払うという感じで処理をします。

輸入内国消費税等2,500円
建替納税手数料1,100円
合計3,600円

結果として、B&Hで税金を先払いするよりは安く処理された感じですね。

ちなみに、今回の支払金額は

購入金額(送料込み) 447.13 USD
カード決済 換算レート 112.614円
決済金額 50,353円
税金 3,600円
支払い合計額 53,953円

個人輸入の注意点

こんな感じで簡単な英語さえ乗り切ることができれば、日本で購入するよりもずっと安い価格で購入できるのが海外からの個人輸入です。

インターネット普及前の個人輸入は非常にハードルが高かったので海外旅行に行った際に日本にお土産として持ち込むことくらいしか出来なかったわけですが、日本で購入するのとほぼ変わらない流れで個人輸入できてしまうとは、非常に便利な世の中になったものです。

ただ、全てが安心できるかと言うと、そこは海外からの購入なので、気をつけなければいけないこともいくつかあります。

国内有名メーカー製品は日本で購入すべし

キヤノンやニコン、ソニー、パナソニック、富士フィルム、オリンパスなど日本のカメラメーカーの製品は日本で買った方が安いでしょう。

またソニーのカメラなどはユーザーインターフェースが北米仕様になっていたりして、全て英語だったりするので注意が必要です。

電動製品は注意が必要

電動製品は電圧が違っていたり、技適を取っていなかったりする可能性もあるので、いろいろと問題を抱えることにもなりかねません。購入するのであれば、三脚や雲台、フィルターなど、電気を使用しない製品が安心です。

保証は外国

初期不良等のトラブルがあった場合の問い合わせは日本にそのメーカーの代理店があっても対応はまずしてくれません。購入した先に問い合わせて対応を請うことになりますが、英語でのやりとりになりますし、送料なども考えると面倒なのは覚悟しなければいけないでしょう。

国内代理店が高いのはそのあたりの安心料でもあるわけですね。

革製品などは注意

バッグやストラップ、カメラケースなどで革が使用されている製品は注意が必要です。というのも、革製品への課税はかなり高いのです。

問い合わせへの返事は遅い&根気がない

商品に関する問い合わせをしても返事が返ってこないこともありますし、返ってきても数日後で、日本のようにすぐに返事を返してくえることは滅多にありません。

さらに返事の内容はサラリとかなり簡単な内容で返ってくるので要点を得なかったりすることも多いです。何度も聞き返しているとそのうち返事が来なくなることもあります(笑)

日本がサービス過剰なのか、お国柄なのか、とにもかくにもやりとりでは日本との感覚が違いすぎてストレスを感じることが多いです。

海外の機材販売サイトB&Hからの個人輸入まとめ

いろいろとトラブルもあったりする海外通販ではありますが、片言の英語でも理解してくれようとはしてくれますし、なんとかなるものです。

B&Hなどは日本国内からも購入している人は大勢いるので、詐欺などの心配もないですし、トラブルの場合でも調べれば情報が出てきますから他の海外ショッピングサイトから購入するよりもずっと安心感もあると思います。

そして多少の面倒さを乗り越えれば、国内で購入するよりもかなり安い価格で購入できたりもするので、是非、海外価格をチェックする習慣をつけてみると良いかもしれません。

もちろん、このような海外通販での購入は日本国内の代理店や販売店からすると、顧客を奪う驚異の存在でも有るわけですから、そのような業種に関わっている人はリスクばかりを強調したりもするでしょう。確かに保証やメンテナンスを考えると、多少価格が高くても国内で正規品を購入するのがベストだと思いますが。

ただ、少しでも安く購入したい、保証の部分は諦めきれるのであれば、海外通販の利用は個人的にはおすすめです。

余談

今回B&Hに注文たのは1月でしたが、最終的に受け取れたのは5月末で4ヶ月以上待ったことになります。

普通はすぐに発送されることが多いので、不思議に思って何度か問い合わせてみたのですが、遅れた理由として、まだ発売されていない製品だったこと、新型コロナウイルスの影響でいろいろ遅れていたことなどが原因でした。

ここまで遅れることは珍しいと思いますがB&Hは商品登録が早いので、新製品などは、購入できるようになってもすぐに発送されないということは時々起きることだと思っておいた方が良いでしょう。

また、今回、セールでもないのにものすごく安い価格で購入できたのは、おそらく価格の表示間違いではないかと思っています。

ちなみにB&Hは年がら年中何かのセールをやっていたりしますし、ブラックフライデーなどでも安くなり、かなり割引率も高かったりします。滅時々価格チェックをすると、目玉商品を購入できることもあるので、B&Hを巡回サイトに入れておくのをおすすめします。

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