Fujifilmのミラーレス一眼であるX-T2のカメラケースとして富士フィルムの純正のレザーボトムケースを使っていましたが使用するのをやめました。
SDカードの取り出しの度にケースを外さなくてはいけない、三脚穴が無い、三脚使用時にケースを外さなければいけないなど、大変不便な思いをしていたからです。
レザーボトムケースをやめて、より便利に撮影出来るようにメタルグリップを装着することにしました。富士フィルムからも純正のメタルグリップが販売されていますが、今回はFujifilm純正のものではなく、サードパーティの製品を購入することにしました。
メタルグリップ付きクイックリリースプレート
MengsのX-T2用のグリップ付きL字型クイックリリースプレート
富士フィルムのX-T2用メタルグリップ付きクイックリリースプレートは2017年10月現在でFujifilmの純正品の他、中国メーカーのMeikeとMengsから販売されています。
この手の製品は一昔前に比べると値段の割にしっかりとした物も多く、中国製であっても、メーカーさえ間違わなければある程度信頼出来る品質で安心して使える物が増えていると思います。
そんなわけで、今回はそれなりに名前も通っているMengsのX-T2用のグリップ付きL字型クイックリリースプレートを購入しました。
購入した時点の価格で約2500円。Fujifilmの純正メタルグリップが約14,000円ほどということを考えるとかなり格安です。
もちろん細かい部分の仕上げなどには差があるでしょうが、付属品でこの価格差は大きいですし、メーカー純正品にこだわらなければ充分だと思います。
開封
Mengsのメタルグリップ付きL字型クイックリリースプレートを開封。本体とアーレンキーとカタログが入っていました。
ベースプレートにはMENGSのロゴとX-T2の文字がプリントされています。フォントはあまりカッコ良くありませが、しっかり塗装もされていて2,500円という価格を感じさせない質感です。
L字型なので縦位置でもクイックリリースプレートが使えるデザインになっています。
底面には三脚穴があります。
装着
全体的な印象
Mengsのメタルグリップ付きL字型クイックリリースプレートを装着した状態です。取り付けは三脚穴を使用するだけなので1分程度で簡単に装着出来ます。
メタルグリップを装着するとグリップ部分が大きくなってホールド性が上がるかなと思ったのですが、ツルツルのアルミの質感なのでグリップに関しては滑りそうで逆に不安が出ました。この点に関してだけは残念に感じる部分です。
ただし、裸の状態のホールド感と比べて滑りやすいというだけで、使用に支障をきたすようなものではありません。グリップが必要なければグリップ部分だけ取り外すこともできるので良しとします。
ストラップ部分
ストラップ部分は切削されて干渉しないようになっていますが、リング部分は下方向では干渉します。首から下げているような状態であれば特に干渉もなく支障はありません。
SDカードスロット
SDカードスロットへのアクセスも問題無く行なえます。Fujifilmの純正レザーボトムケースはSDカードスロットへのアクセスが出来なかったため、頻繁にSDカードを出し入れするような使い方をする人にとってはSDカードへのアクセスが悪いと取り出しの度にストレスを感じてしまうのです。
この点はレザーボトムケースからメタルグリップ付きL字型クイックリリースプレートにして非常に快適になった部分です。
底面
底面は肉抜きされていてバッテリーへのアクセスも勿論出来ます。三脚穴もあるので、三脚にもセット出来ます。カメラを直置きした時にもメタルグリップが底面のガードになって良い感じです。
HDMIとUSBポート
HDMIとUSBポートへのアクセスも可能ですが、枠で覆われているため、フタを開けるのには少しストレスを感じます。
個人的にはほとんど使う事が無い(少なくとも購入して一年で一度も使っていない)のでHDMIとUSBポートへのアクセスが悪くてもそれほど問題ではありません。必要無いなと思えば、底部分のネジを外すことで取り除くことができます。
MengsのL字型クイックリリースプレートにはグリップ部分の無いタイプもあり、そちらはフレームの一部がカットされていてこの問題を解決していますのでHDMIやUSBポートへアクセスが多い人はこちらのL字型クイックリリースプレートがおすすめです。
クイックリリースクランプ
僕が今現在使用している三脚はクイックリリースクランプが付属していないため、新たにクイックリリースクランプを購入しました。同じMEMGSのクイックリリースクランプDC-38Qです。
三脚に装着
クイックリリースクランプを三脚に装着した状態です。これでカメラの取り付け取り外しが効率よく行なえるようになります。
クイックリリースクランプにカメラをセットしてみました。
クイックリリースプレートがクランプにピッタリと収まり、ノブを締めればカメラがしっかりと固定されました。
L字型のクイックリリースプレートなので縦位置の撮影でも使えます。
カメラをスライドさせるだけで簡単に三脚から取り外すことも出来て、素晴らしく調子が良いです。
メタルグリップ付きクイックリリースプレートまとめ
ずっとストレスを感じていたFujifilm純正のレザーボトムケースに別れを告げてメタルグリップ付きL字型クイックリリースプレートに変更した直後は、メタルグリップの滑りやすい質感と冷たさに、失敗したかな・・・と一瞬思ってしまいましたが、その違和感にもすぐに慣れました。
さらに使用する前まではどうかな・・・という懐疑的な気持ちもありましたが、いざ装着して使用してみるとレザーボトムケースにはないカッチリした質感でカメラがしっかりと守られている感じは悪くありません。
万が一カメラを落としてしまうことがあったとしても、このクイックリリースプレート側から落ちれば、大ダメージも避けられそうという安心感も良いですね。良い買い物をしたと思います。