僕は写真を撮影する際には手軽さと気軽さを重要視しているので、基本的な撮影スタイルは手持ち撮影です。
しかし、ある程度ちゃんとした写真を撮影したいなと思うと、どうしても必要になってくるのが三脚です。
僕自身も自宅で物撮りをする際などに三脚が必要だと感じていたので三脚の購入を検討していました。とは言ってもいきなり高級なカーボン三脚に手を出すほどではないので、まずは入門用のスタンダードな三脚を購入してみることにしました。
室内物撮り写真撮影には三脚が必須
室内での物撮りを手持ちで行おうとすると、どうしても光量が足りなくなるのでシャッタースピードを確保しようと思うと絞りを解放するか感度を上げるかの選択肢になります。
しかし、絞りを解放すると被写界深度が浅くなるため、物撮りなどでは撮影物がボケてしまうのは好ましくありません。しかし絞ると感度を上げても十分なシャッタースピードを得られなかったりして、どうしても手持ち撮影に限界を感じてしまうようになります。
三脚があればシャッタースピードが遅くてもブレる心配が無いので、絞ったり感度を極端に上げなくても良くなるということで、僕もついに三脚を購入することにしたのでした。
どうせ買うのであれば、持ち運びが楽になるように軽量なカーボン製の三脚を・・・と思いましたが、今の所そこまで三脚を使って撮影をするということもなさそうなので、とりあえずは室内撮影用に扱いやすいスタンダードな小型の三脚を購入することにしました。
Velbonの中型三脚のEX-440 Nを購入
そろそろ三脚を購入しようかなと検討を始めたタイミングで、たまたまAmazonでセールになっていたのがVelbonの中型三脚のEX-440 Nでした。
ミラーレス一眼用のスタンダードな三脚でそこそこ評判が良く、使い勝手も良さそうだったこともありモノは試しという感じで購入してみたのでした。
重さと全長
重さは1.1kgで長さが470mm。
基本的には室内で使用する予定ですが、外での撮影に携帯していくのもそれほど苦ではない程度の重量とコンパクトさだと思います。
価格を考えれば、全体的な質感も充分で、極端に安っぽい感じはありません。その点は流石に日本メーカーの三脚というところでしょう。
耐荷重量
耐荷重量は1kgなので、一眼レフカメラなどだと使用できないと思いますがミラーレスカメラに標準レンズであれば全く問題ありません。雲台部分にはクイックシュー機構が備わっていて、カメラの着脱が素早く行なえます。
ワンハンドル式3Way雲台
ワンハンドル式3Way雲台で、雲台横に出たレバーで角度を細かく調整出来て簡単に水平を出せます。微妙な角度調整が必要な時など、これは非常に便利ですね。
水準器
三脚のヘッド部分には水準器もあり、基本的な水平を出すのに便利です。
クイックレバー
脚の伸縮はクイックレバーになっていて、爪を起こしてロックを解除します。
プロカメラマンのように頻繁に伸縮を繰り返す人にはスクリュー式のロックの方が便利で安心なようですが、個人的にはクイックレバーの方が使いやすいように感じます。
カメラ(PENTAX Q)を載せてみたところ。
細かな角度調節もハンドルで自在です。
横位置から縦位置への切り替えも簡単に行なえます。
Velbonの中型三脚のEX-440 Nのまとめ
僕の写真撮影のスタイルからすると三脚は無くてもどうにかなるかなと思っていたのですが、やはり三脚があれば手ブレで失敗することもなくなりますし、ボケの無い全ピン写真を撮ることができるようになるというのは、それだけ表現の幅が広がるということでもあるわけです。
ミラーレスカメラを買ったばかりの頃は、とにもかくにもボカしたくてしょうがなかったのですが、ボケもやはり表現手法の1つであって、それしか撮れないというの状況は不自由さも感じていました。
しかし三脚を使うおかげで、手持ち撮影では撮影できないような写真を撮影することが出来るようになり、また1つ写真の世界が楽しくなった気がします。
いやしかし、三脚の世界もいろいろで、選んでいると次から次に欲しくなってしまって困りますね。