三脚に自由雲台は必須ですが、三脚や自由雲台のサイズはマチマチです。
サイズの大小が違っても三脚に自由雲台を取り付けることさえ出来れば使用することはできますが、三脚の台座と自由雲台のベース径のサイズが合っていないと段差が出来たりして見た目的にあまり良くありません。
多くの人が気にする部分のようで、新しい雲台を買って紹介したりすると、相性の良い三脚のサイズについて質問されることも多いので、Leofoto(レオフォト)の三脚の台座のサイズと自由雲台のベース径のサイズ感の参考になればと思い、僕の手持ちのLeofotoの三脚と自由雲台で検証してみました。
Leofotoに特化した内容になっていますが、三脚の台座部分や雲台のベース径のサイズは他のメーカーもだいたい似たようなサイズになっていると思いますので、三脚と雲台を組み合わせたときの見た目のサイズ感の参考になるかと思います。
Leofotoの三脚の台座部分と自由雲台のベース径のサイズ
雲台ベース径のサイズ
まず基礎情報としてLeofotoの自由雲台のベース径のサイズについての情報です。三脚の台座部分のサイズについては特に記載が無いので不明となります。
雲台のベース径のサイズ
ボールヘッド雲台
● LH-55:72mm
● LH-40:58mm
● LH-36:52mm
● LH-30:47mm
● LH-25:36mm● NB-46:56mm
● NB-40:51mm
● NB-34:45mm● XB-38:46mm
● XB-32:40mm
● XB-32Q:40mm● EB-36:45mm
ジンバル雲台
● PG-1:60mm
ギア雲台
● LH-40GR:57mm
● G4:60mm
● G2:60mm
小型自由雲台
● MBH-19:29mm
公式ページ商品写真の三脚と雲台の組み合わせ例
Leofoto公式ページで使用されているイメージ写真の組み合わせ例を調べてみました。公式のメイン画像で使用されるくらいなので、最も理想的な三脚と雲台の組み合わせになると考えられ、サイズを検討する際にはかなり役立つヒントとなると思います。
レンジャーシリーズ
● LS-36シリーズ:LH-40(58mm)/G4(60mm)
● LS-32シリーズ:LH-40(58mm)
● LS-28シリーズ:LH-36(52mm)
● LS-25シリーズ:LH-30(47mm)
● LS-22シリーズ:EB-36(45mm)
レンジャーシリーズ(レベリングベース)
● LS-36シリーズ:G2(60mm)/PG-1(60mm)
● LS-32シリーズ:G2(60mm)/PG-1(60mm)
● LS-28シリーズ:G2(60mm)
● LS-25シリーズ:G2(60mm)
● LS-22シリーズ:G2(60mm)
アーバンシリーズ
● LX-32シリーズ:XB-38(46mm)
● LX-28シリーズ:XB-38(46mm)
● LX-25シリーズ:XB-32(40mm)
● LX-22シリーズ:XB-32Q(40mm)
アーマーシリーズ
● LM-32シリーズ:NB-46(56mm)
● LM-28シリーズ:NB-40(51mm)
● LM-25シリーズ:NB-34(45mm)
● LM-22シリーズ:G2(60mm)
ミニ三脚シリーズ
● MT-03:LH-25(36mm)/MBH-19(29mm)
ミニ三脚
MT-03 + LH-25(36mm)
MT-03 + EB-36(45mm)
MT-03 + LH-40(51mm)
MT-03 + NB-46(56mm)
MT-03 + G4(60mm)
MT-03 + G2(60mm)
Leofotoのミニ三脚の定番とも言えるMT-03と自由雲台の組み合わせです。
MT-03と組み合わせる雲台は、Leofotoの小型自由雲台のLH-25、MTB-19、MBH-19、MBC-20、MBC-18などが良いと思います。
22mm径 LS-22シリーズ / LX-22シリーズ
LS-225C + LH-25(36mm)
LS-225 + EB-36(45mm)
LS-225C + LH-40(51mm)
LS-225C + NB-46(56mm)
LS-225C + G4(60mm)
LS-225C + G2(60mm)
LS-225Cと雲台の組み合わせ例です。
LS-22シリーズ / LX-22シリーズなどの22mmの脚の三脚にはLH-30、EB-36、XB-32などがベストサイズになるでしょう。ワンサイズ小さめのLH-25でもそれほど見た目は悪くはないと思います。
25mm径 LS-25シリーズ / LX-25シリーズ
LS-25シリーズ / LX-25シリーズなどの25mmの脚の三脚は22mmの脚の三脚と同じくらいの台座と思って良いかと思います。
カタログでも22mmの脚の三脚と同じLH-30(47mm)が使用されているので、EB-36、NB-34、XB-38などがベストサイズになるでしょう。
28mm径 LS-28シリーズ / LX-28シリーズ
LS-284CVL + LH-25(36mm)
LS-282CVL + EB-36(45mm)
LS-284CVL + LH-40(51mm)
LS-28CVL + NB-46(56mm)
LS-284CVL + G4(60mm)
LS-2824CVL + G2(60mm)
LS-28シリーズ / LX-28シリーズなどの28mmの脚の三脚はLH-36、XB-38などのベース径が50mm程度の雲台がベストサイズだと思います。
また変則的な三脚のLS-284CVLやLeofotoのセンターポールの台座などと合わせる場合にはLH-30、EB-36、XB-38などの45mm前後のベース径の雲台が良いと思います。
LS-323C + EB-36(45mm)
LS-323C + LH-40(51mm)
LS-323C + NB-46(56mm)
LS-323C + G4(60mm)
LS-323C + G2(60mm)
LS-32シリーズ / LX-32シリーズなど32mm以上の脚の三脚になると、ベース径が50mm以上の大きな雲台がちょうど良いサイズになると思います。
Leofotoの雲台の標準的なベース径は60mm前後の雲台であるLH-40、NB-46、XB-3、G2、G4、PG-1と併せても違和感が無いサイズです。
36mm径 LS-36シリーズ
脚の最大径が36mmのLS-36シリーズの場合もLS-32シリーズと同様にベース径が50mm以上の大きな雲台がちょうど良いサイズになると思います。
もちろんベース径が60mmのG2、G4、PG-1などの雲台などでも良い具合になるはずです。
サミットシリーズ LM-32シリーズ / LM-36シリーズ / LM-40シリーズ
LM-365C + LH-25(36mm)
LM-365C + EB-36(45mm)
LM-365C + LH-40(51mm)
LM-365C + NB-46(56mm)
LM-365C + G4(60mm)
LM-365C + G2(60mm)
サミットシリーズはいわゆるシステマティック三脚で、用途に合わせて台座を変更できる三脚です。基本の台座のサイズは75mm程度になっています。
従って、どのサイズの雲台を使用しても三脚と雲台の継ぎ目が揃う状態にはなりませんが、大きなカメラが載ることが前提のようなシステムなのでLeofotoの自由雲台の中で最も大きなLH-55がベストでしょう。
そこまで大きな雲台が必要のない場合は、LH-40以上の雲台を使用すれば、それなりに格好の良い見た目になると思います。
その他、ベース径が60mmのG4、G2、PG-1などでも良いと思います。
まとめ
手持ちのLeofotoの三脚と自由雲台を使用して三脚と雲台の組み合わせのサイズ感を検証してみました。
一応ベストなサイズの組み合わせはありますが、Leofotoの三脚の台座は多少サイズが違ってもそれほど違和感が出ないようなデザインになっていると思うので、基本のサイズからワンサイズくらいは大きくても小さくてもそれなりに格好が付くのではないかと思います。
結論としては、どの三脚にどの自由雲台を取り付けても使用はできますが、見た目が揃っている方が格好良いですし、スペック的にも三脚と雲台の揃いが良い方が近しくなるので、なるべく大きさを揃えた組み合わせを考えるのが良いでしょう。
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