富士フィルムのミラーレス一眼レフX-T2を購入して、裸のままではどことなく不安だったので、富士フィルムの純正品であるX-T2用ボトムレザーケース BLC-XT2を購入しました。
実際使ってみて良かった点、悪かった点のレビューです。
また、レザーケースの付属品であるカメララッピングクロスが個人的には思いのほか便利だったので、レザーケースの後に紹介しておきます。
富士フィルムのX-T2用ボトムレザーケース BLC-XT2
外観
富士フィルムの純正品ということで購入。レザー製のボトムケースとカメララッピングクロスがセットになっています。
ボトム部分だけなので、レンズ全体をカバーするようなタイプとは違います。X-T2専用で他のモデルには使用出来ません。
レザーカメラケース装着
上の写真はボトムケース無しの状態の富士フィルムミラーレス一眼X-T2です。
ボトムケースを装着した富士フィルムミラーレス一眼X-T2です。
富士フィルムのX-T2用ボトムレザーケースのメリットとデメリット
メリット
ボトムレザーケースを装着すると持ち手部分が一回り大きくなった感じで、ホールド感が良くなります。
また、レザーの質も良いようで、手触り感が良く、高級感もあり、使用していく中できっと良い感じで風合いが変化してくれるのではないかと期待してしまいます。
あとは、裸で使用している時と比べて、カメラを包んでいるという安心感があります。とは言っても、保護機能は一切無いと思って間違いありません。つまり、落下などさせればカバーをしていようが壊れると思います。
個人的にはレザーの風合いと匂いが好きなので、このカバーをすることによってそのどちらもが得られるのはプラスですし、カメラをテーブルに置いた際にもゴトゴト音がしないのも良い点だと思います。
● ホールド感が良くなる
● 革の質感が良い
● 加工も丁寧で高級感がある
● 持ち運びの安心感がある
● レザー独特な風合いと匂い
デメリット
商品説明には、カバーをしたままバッテリーにアクセスできるとあり、かなりご自慢の機能のようです。X-T2は底面部分にバッテリールームがあるのですが、ボトムレザーケースの底面の蓋が開くようになっていて、説明通りにカバーをしたままバッテリー交換ができます。
しかし、問題は、カメラ左右にあるSDカードスロットとUSBにはカバーをしたままアクセスできない点。
USBやHDMIは滅多に使わないのでまぁ良いのですが、SDカードに関しては、かなり頻繁に使用します。少なくともバッテリー交換よりも頻繁に使用するため、カバーをしたままSDカードスロットにアクセスできないのは非常に面倒です。
さらには三脚穴も使えなくなるという、到底カメラメーカーが純正で作ったとは思えないデザイン。
富士フィルム的にはかなり試行錯誤して苦労した挙げ句に生み出されたデザインだそうですが、個人的にはそういう部分もしっかり機能的にカバーするのがデザインだと思うので、ちょっとどうかなという感じです。
そもそもSDカードにアクセスできないのであればいくらバッテリーをケースを装着したまま交換出来たとしても全く無意味で、このデザインはどう考えても片手落ちかと思います。これで専用品としてよく商品化したものだと逆に感心してしまうレベルのデザインです。
せっかく買ったのでとりあえず我慢しながら使用していますが、そのうち面倒になってボトムレザーケースを外してしまうかもしれません。質感や見た目の高級感も台無しにしてしまうほどの致命的なデザインかと思います。
● USB HDMI および SDカードにアクセス出来ない
● 三脚穴が使えなくなる
付属のカメララッピングクロスが意外と良い
ボトムレザーケースは少し残念でしたが、付属品として付いて来たカメララッピングクロスが意外と便利で気に入っています。
カメラ用の風呂敷のようなモノと思えば間違いありませんが、クリーニングクロスのような生地なのでカメラにも優しく、ちょっとしたスナップ撮影の際には、わざわざカメラバッグを持ち歩くまでもないな・・・というような場合にカバンに放り込むような手軽さで使用できそうです。
四隅を折ってカメラを包んで、ラッピングクロスの端に付いているゴムひもで固定すればお握りのようなカタチでカメラを包むことができます。
こちらもカメラの保護機能はほとんど無いとは思いますが、カバンやバッグの中に入れておいてもボタン類が勝手に押されてしまうようなことも少なくなるでしょうし、ホコリなどからも守ってくれそうです。
長いレンズを装着していても意外と包めるので、日常の保管でもホコリ除けとして使えそうで大変重宝しています。
以上、純正カメラケースは調子が悪かったけど、オマケのラッピングクロスは調子が良かったというお話でした。