Leofotoギア雲台G2とG20
風景写真や物撮り写真などでカメラの角度を微調整する際にとても便利なギア雲台ですが、Leofotoにもいくつかのギア雲台がラインナップされています。
その中でG2とG20は、円筒形のフォルムが特徴のギア雲台です。
レンズ側に回転軸があるので被写体がズレにくい
Leofotoのギア雲台G2とG20の特徴は、可動部の動きの回転軸がレンズに近い位置にあるので、ギアを動かした際に、被写体がフレーム内でほとんど動かないような感じで撮影することができます。
要するに目線がブレない感じなので、マクロ撮影の際などにも便利なギア雲台なのです。
同じLeofotoのギア雲台であるG$などは回転軸が雲台側にあるので、ギアを動かすとカメラが大きく動いてしまい、被写体がフレームから外れてしまうような動きになるのです。
もちろん一長一短でどちらが良いのかは、使い方や何を求めているかにも変わりますが、マクロ撮影などをしたり、被写体の位置を決めてから微調整するような使い方であれば、このG2やG20の方が使い勝手が良いだろうと思います。
Leofotoギア雲台G2とG20の違い
Leofotoギア雲台G2とG20は、基本的にはほとんど同じスペックですが、少しだけ違いがあります。
底面の形状とサイズ
G2の底面はアルカスイス互換のアリガタになっているので、アルカスイス互換の自由の上に乗せるなどして使用することができます。
G20はフラットな底面なので、三脚などに直付けして使用することが想定されていると思われます。
また、G2の底麺の直径は60mmなのに対して、G20の底面の直径は75mmで、一回り大きくなっています。
60mmが標準サイズなので75mmはかなり太いサイズなので、システマチック三脚のサミットシリーズなどで使用するような雲台になると思います。
水準器の位置
G2はアルカスイス互換のアリ溝部に水準器が備わっているのに対して、G20では。側面のノブ部分に備わっています
正直な感想としてG2の水準器はカメラを設置したら見えなくなる位置にあるので、どのように活用すれば良いのか全く分からないんですよね。。。
可動域
ギアの可動域がG2は±10度なのに対して、G20は±15度。
わずかですが、可動域が広がったG20の方が使い勝手は良くなると思われます。
ARCA-SWISS Core leveler 60 / leveler Core 75
ギア雲台と言えばアルカスイスを思い浮かべる人も多いと思いますが、アルカスイスのギア雲台の中で円筒形のデザインと言えばCore Leveler 60とCore Leveler 75があります。
その名前からも想像できるように、 Core leveler 60の底面は60mm、 Core leveler 75の底面は75mmです。
可動域に関してもLeofotoと同じくCore leveler 60は±10度、Core leveler 75は±15度です。